ステアリングスイッチ取付02
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
配線は間違っていない。断線でもない。スイッチが故障しているわけでもない。ATOTOはステアリングスイッチの類には対応を謳っており、設定画面もある。しかし動作しない。残るはなんだ?
ATOTO A6と純正ステアリングスイッチの相性が悪いのか?と考えた私は「ATOTO ステアリングスイッチ」でGoogle先生に教えを請った。
2
すると比較的たくさん動作が不安定だのいくつか動作しないボタンがあるといった情報が出てきた。
ああ、なんだ残念ながらATOTO A6はステアリングスイッチ対応とはなっているものの、やはり中華製。動かないにしても不思議はない。こりゃ、ハズレ掴んだかなぁ…と半ば諦めながらさらに一つ一つの不具合情報を深く探っていくと、純正スイッチの抵抗値に問題がありそうなため別途抵抗を噛ませて解決している方を発見。またA6で不具合が出ていても、次世代のATOTO S8なら安定するようであることがわかった。
俺のA6は全ボタンが登録できない大ハズレなのか…このままでは購入した部品が全て無駄になってしまう。かと言って抵抗を挟んで使用する方法は非常に抵抗があった。抵抗なだけに。もとい、こういう非常に細かい作業には、円錐角膜と老眼を患った私の目は働くに足らないのだ。因みに某ルーペは持っていない。
この際、いちいち面倒なwi-fiテザリングでナビを動かしているA6を新型で4Gモデム搭載のS8に買換え、IYHしてしまおうか。と、そこで思考が停止した。
3
そのまま数日が経過し、心はS8の購入に傾いていたのだが、残念ながら4Gモデム搭載のProやUltraモデル(第一世代)は終売しており、「取り付けたスイッチを動作させるためだけ」にIYHする意義が見出せなくなった。
なので新型を待つことも考えたが、ステアリングスイッチに関しては「全く動かない」という情報は見つけられなかったことがどうしても気になり、再度ネットを彷徨ってみた。
そしてATOTO A6のスズキ車両関連のAmazonレビューの中で…見つけた!
4
それがこのATOTO謹製、スズキ(ホンダ)車用接続ハーネス。車体側の20極オーダィオコネクタにATOTOを一発で接続できる専用設計の便利なハーネスだ。こいつに問題があったのだ。
5
コレはレビューに投稿されていた画像。テレコってなに?ってのは置いておいて。
このハーネス結線に誤りがあり、SW+の橙/黒線とILL+の橙線が入れ違いに配線されていることが原因だった…まじか。ふざけんなwwwww
そこで、ATOTO謹製スズキ用ハーネスの端子を抜いて結線を正そうとしたが、私のそれにはロック機構のないコネクタが使用されており、端子抜き工具まで使用して頑張ってみたが、どうしても端子を抜くことができなかった。仕方ないので、ATOTO謹製スズキ用ハーネスの配線を切断して正しく繋ぎなおし(オレンジ配線と、橙/黒の配線を切断して互い違いに接続)することで解決した。
6
【訂正2021/05/24】
ピン番号や説明に誤りがあったので、以降(6,7,8,項)については画像等を訂正しております。
画像は車両側のオーディオ用20局コネクタ。
スパイラルケーブルから取りまわした茶色(SW+)線をこの20極コネクタ19番へ、黒色(GND)線を20番へ接続
※使用するのは日本航空電子製070F端子
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画像の水色コネクタは左側が車両側、右側がATOTO謹製スズキ用ハーネス。
スイッチの動作とは関係ないが、気づくといつの間にかスピードメーターのDSC/TSC警告灯が点灯してしまった。先日車検をしてもらった行きつけのコバックの診断機によると、これは舵角センサーを取り外したことによる舵角センサー校正未完了のエラーで、正規店(ディーラー)でしか修正できない。どうも舵角センサーの移植時に動かしてしまいセンターがズレてしまった模様で、修正には工賃が4-5,000円程度掛かるそう。必要経費として捉えるしかないだろう。最近では警告灯の類が一つでも点いていると車検に通らないので、先日車検を通したばっかりで助かった。
8
いざステアリングスイッチの登録を実行すると、不具合もなく嘘みたいにあっさりと全部のスイッチが登録できたよ…
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