警告どおり 計画どおり
words & music 佐野元春
もう不確かじゃいられない
子供達が君に聞く
本当のことを知りたいだけ
ウインズケール
スリーマイルズ・アイランド
チェルノブイリ
すべては警告どおり
たよりなげなジャーナリズム
子供達が君に聞く
いつ?だれが?どこで?
知りたいだけ
ウインズケール
スリーマイルズ・アイランド
チェルノブイリ
すべては警告どおり
終りは来ないと
つぶやきながら
眉をひそめてる君
クレイジーに傷ついて
どこにも帰れない
やがて滅びるまで何もせず
ただおとなしく見つめてるだけさ
もう不確かじゃいられない
子供達が君に聞く
本当のことを知りたいだけ
ウインズケール
スリーマイルズ・アイランド
チェルノブイリ
すべては警告どおり
私にとって、学生時代最もハマッたアーティストといえば
「佐野元春」だ。
この曲は初期の集大成とも言える
「Moto Singles」にも収録されている。
随分昔にシングルCDを買った記憶があって調べてみたら、
発売は1988年。
実に
23年前だ(当時の私は高校生でした)。
当時としても
衝撃的な歌詞の内容。
しかし、もっと衝撃的なのは
本当にこの曲が「警告したとおり」だと言う事。
23年も経ったというのに、
ここに歌われた事故以外にも多くの原子力事故が起きるたびに警鐘は鳴らされていたはずなのに
、、、
東海村JCOの臨海事故などの
「教訓」は生かされなかったのだろうか???
今、改めてこの曲を聴くと、、
まさに
心の中でもやもやしている部分に突き刺さる。
経済産業省原子力安全・保安院の発表。
東京電力による発表。
内閣官房長官からの発表。
これ、どうなんだ?真実なのか?
僕たちは
「本当のことを知りたいだけ」なんだ。
どう見ても
「完全に爆発している」のは目に見えている。
しかし、繰り返される釈然としない説明。
それでも
「壊れていない」、、、どういうこと?
3キロ、10キロ、20キロ、、、、
住民に避難しろって、、そんな事を言うなら
「真実」を説明するべきだろ!?
これで
「冷静な対応を」と言うほうが狂気の沙汰じゃないか?
計画停電の
「無計画さ」にもあきれるばかりだが、そんな無責任な企業である電力会社がこの世で最も危険性の高い「原子力」を扱っているのも問題なんじゃないだろうか(何しろ避難所になっているところまで停電させたわけだからな、無茶だろ!)。そして原子力安全・保安院はあい変わらず
情報の公開が遅いし「何かを隠しているのではないか」と思われても不思議ではない状態だ。そして、現政府の
対応のまずさが大きいことも見逃せない。これが
「リアルな現実」。
で、マスコミなどのメディアはどうなんだろうか?
地震報道の最中に
「笑える」と発言したあのテレビ局は論外だが(そういえば、あの放送局はNZの地震の被害者にもひどい事を言ってたが、、)、、それ以外のマスコミも
頼りない。メディアが知らせてくれなければ、われわれはどうやって真実を知ればいいのだ?
これだから、
わけのわからないチェーンメールが大量に出回り、
善意のフリをした「情報テロ」がぶちまけられる。もう、こうなると
ますます「不安」ばかりが広がっていく。
とにかく、下手に不確かな情報の拡散に手を貸すのはいけないだろう。
おそらく、落ち着いた頃に原発の是非などが論議されるだろう。
でも、
堂々巡りの議論になることは間違いない。
なにしろ、最大の電力を要する都市部に原発を建設することはありえない。
そして、原発のある街のほとんどはもはや「交付金」無しでは街が成り立たない。
結局、なんだかんだで柏崎刈羽だって地震から2年ほどで運転再開したでしょ。
やっぱり、それが
「本気の現実」
今、何が出来るかを考えている。
少ないけど、募金した。
被災地への物資供給の妨げにならないように無用にまとめ買いなどはせぬようにする。
チェーンメールなどは無視し、不確かな情報拡散に加担せぬようにする。
次なる支援や協力に向けて情報を収集する。
微力でもやれることを探していこう。
そして、そういった
少しの力を合わせれば、きっと大きな力になって被災された皆さんのお役に少しはなれるんじゃないかと思う。
だからこそ!
偉い人たちは足を引っ張るな!
マスコミは、本来あるべき姿であれ!
Posted at 2011/03/14 22:52:42 | |
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佐野元春 | 日記