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先日、千尋林道の探索時に見つけました廃墟です。

人里はなれた山中に、まるで朽ち果てた要塞跡のように苔むし佇んでおりました。
圧倒的な存在感は、見るものをひきつけ、何時の頃か分かりませんが現役時代は
コンクリートの丈夫な基礎の上に、高い鉄塔が建ち立派な建物が建っておったことが想像できます。

大自然の過酷な風化作用には、容赦がありません。
国立の気象観測所か、林業関係の研究所で在ったかは分かりませんが
閉鎖後、時を経ずして現在のような形に落ち着いたのではないでしょうか。

廃墟は、人の営みのはかなさと
時の流れ、自然の圧倒的な力を、目の前にむき出しの状態で
みせつけてくれます。

おちつく半面不安でもあるのは私だけでしょうか。

フォトギャラに少しだけ載せておきました。