LTタイヤ 空気圧調整
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
第2のサスペンションといわれるタイヤ。
乗り心地が決まらないジオランダーX-AT G016の空気圧を調整していきます。
備忘録です。
2
まずLIを調べます。取扱説明書を引用
カタログと照らし合わせると
245/70R18 110H→GX
265/65R18 114V→VX
265/70R18 116S→FE
265/60R20 112H→ZX
空気圧はいずれも前後とも230kPa。
ちなみにジオランダーX-ATは
LT275/70R18 125/122Q
オープンカントリーmtも
LT275/70R18 125/122Pと速度記号以外同じでした。
速度記号については下記のとおり
P→150km Q→160km R→170km
S→180km T→190km H→210km
V→240km
X-ATはQなので最高速耐久性は160km/hということになります。
3
純正タイヤはLT規格ではないので、JATMAの負荷能力対応表に照らし合わせタイヤ1本の負荷過重をみていきます。
空気圧は230kPaなので
GX→110 1035kg(2,595kg)
VX→114 1150kg(G2,625kg/D2,765kg)
FE→116 1185kg
ZX→112 1090kg(2,795kg)
()内は参考用に車両総重量をカタログより抜粋
4
YOKOHAMAタイヤさんの公式HPよりLTタイヤの負荷能力がでてます。50kPa単位なのでざっくりですが。
1番重量の重いZXで約2.8tあるので1本あたりのタイヤにかかる重量は700kg。フルブレーキングなど考えると安全マージンも加味すると最低1.5倍程度は必要です。700kgの1.5倍で1050kg。そう考えると下限が300kPaあたりが妥当。
FEはエアボリュームが多い為か、負荷能力が高く350kPa相当。
これを踏まえると
純正のLIを下回らないというセオリーでいくならばこのタイヤの適正空気圧は冷感時300kPa〜350kPaと言うことになります。
因みにVXのDでは前後配分は前前軸重1,270kg(前2本)/後後時間重1,110kg(後2本)と53:47くらいの比率でしょうか。
総重量からいくと
フロント1輪740kg(1.5倍で1,110kg)
リアは1輪660kg(1.5倍で1,000kg)ほどです。
前320kPa
後300kPaくらいもアリなのでしょうか?
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TRA LTメトリックの空気圧表でも確認します。
ZXの1090kgあたりは、やはり300kPa付近。
FEでいくと1185kgは330kPaあたり。
ただ体感としては冷感330kPaあたりでもタイヤが跳ねを感じます。冷感300kPaで様子見中。タイヤに熱が入ると20〜40kPaは平気で変動します。
タイヤ屋さんからはLT規格のタイヤなので、街乗り程度であれば厳密にタイヤ負荷能力にこだわらなくても10PRの下限250kPaを下回らなければもっと低くても問題はないという意見もいただきました。
今回の数値はあくまでセオリーの話なので、安全を担保された数値を知ると言う事なので、ハンドリング・トラクション・燃費・乗り心地・タイヤの摩耗など落とし所を見つけていきたいと思います。
【結論】
適正空気圧300〜350kPa
1〜3名乗車、荷物無しで街乗り、乗り心地を重視するなら、280kPaあたりもありかも。(自己責任)
空気圧は外気温や走行での発熱でも変わりますし、1ヶ月で10kPa程は抜けると言われています。空気圧の調整がズボラな方やオールマイティに使われる方は適正空気圧内にて好みな乗り味のところを探されるのをおすすめします。
私が調べた範囲なので間違いがあるかもしれませんが、なにか250オーナーのタイヤカスタムの参考になれば幸いです。
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