職場が役所に近いので、時々珍しい公用車に出くわしたりします。さっき、紺色のY31セドリック前期セダン(クラシックSV)を発見してしまいました。
ジュリアナだワンレンボディコンだソバージュだと中坊の股間には刺激的だった成金バブル初期にクラウンが120から130にバトンタッチ。
「いつかは」とかっくかくの如何にも威張りんぼう成金な感じから、「満たされて」角が落ち、さりげなく一歩先行く高級感を体現したかのようなデザインでした。
そのころ実家のC31が6年15万キロで、エンジンは息も絶え絶え、ボデーもキシキシ、いよいよ次のクルマを探し始めました。中坊のオイラは、「ああ、C31とお別れかあ」と内心涙涙でございました。
で、ちっちゃなスーチャか、ワイドなボデーか、と妄想していたとき、キラ星のように現れたのが「Y31セドグロ」です。
で、結論から言うと、クラウン内定のドラフト会議をうっちゃり返し、
突然「Y31セドリックHTターボグランツーリスモ
(SVじゃないのよっ←つーか説明長げーよwww)」
が選定されてしまいました
。(写真はグロリアですけど)
はっきり言ってセドリックなんてダサ!なんかよくわかんないけどだめだめじゃん!
そう、430~Y30のこってこてな成金イメージがこびりついていたオイラには全然魅力的じゃありませんでした。(ファンの方ごめんなさい)
なんかデザイン自体、120クラウンの焼き直しみたいな感じだし。
外装白に内装キャバ赤だし。
V型エンジンなんてアメ車みたいでダサいし(偏見)
が、
今でも思うんです。
VG20DETは永遠です。3番です。
ネット185馬力は伊達じゃない。
ベタ踏みすると今まで経験したことのない暴力的な加速力。
それでいてスーッと静かに加速します。
L20ETのような苦しげな加速とは質が違います。
タービン音が聞こえないのはなんか物足りなかったですけど、これが本物のツインカムターボなんだと。
聞いた話によると、
VG20DETはATとのマッチングで、レッドゾーンまで届く前にシフトアップさせていたのでポテンシャルを充分引き出せていない
そうです。
だから、ATの守備範囲が広かったなら、もっと凄い加速をしたに違いありません。ATの分野では遅れを取っていた日産。うーん、惜しい。
足回りもセドグロ初のリアセミトレで言うことなしでしたね。
後期型のグランツは内装が黒になり、210馬力になって、5ATになって、いいなあ、お洒落だなあ、家も乗り換えないかなあと思っていましたけど、
今なら、やっぱり前期型を選ぶと思います。
中古で上等品が出たら、これは「買い」だと思います。
貧乏なので買いませんけど。
そういえば、
当時、3000ブロアムをグランツのバンパーに付け替えたクルマがちらほらいましたっけ。
なんでグランツなのに3ナンバーなんだ的な。
Y30とは逆の流ですけど、あの引き締まった造形美は、グランツだけの特権だったというわけですね。
いや、あの、最初はかっこ悪いという思い込みがあったんですが、見れば見るほど・・・・
ちなみに、グランツはその後、2回目の車検を通したか通さないかのうちに、何故かY32シーマになってしまいました。
まあ、家のクルマだから何も発言権ないんですけど、これにはちょっと驚きました。
唐突ですが、今考えるに、Y31セドグロのパイロットモデルは、C32ローレルなんだと思います。
VGターボ+4独+4ATですからね。(思い込み)
株価が1万5000円代を超えたので、バブルの頃を思い出して書きました。
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くるま | 日記
Posted at
2013/05/16 13:51:24