Tパン「ぶれんぼ きゃりぱぁ・・・ですか??」
雅「は、はい・・・いずれつけようと購入していたものを以前海に落としてしまったのです。」
Tパン「おや、そうだったのですか。ちょっとお待ちなさい」
海の精は水の中に飛び込むと、すぐに
金のSTIブレンボを持って現われました。

Tパン「あなたが落としたのはこの金のブレンボですか?」
雅は、金のブレンボを見て 迷いながら答えました。
雅「いいえ、私が落としたブレンボはそのように金色に輝いてはおりません。もう少し小ぶりな銀色のものです・・」
Tパン「そうですが、お待ちなさい」
再び海の精は水の中に飛び込みました。
Tパン「さあ、これはどうですか。あなたのでしょう?」
今度は両手に
銀色のロータスブレンボを抱えて戻ってきました。

雅「それ!それです。私が落としたものです。サイズは小ぶりですが、軽量な4potで十分に車を止めてくれるのです。ありがとうございます!」
雅は右手で小さくガッツポーズをしながら、満面の笑みを浮かべて答えました。
Tパン「正直者のあなたが言うのだから間違いないのでしょう。それではこの金のブレンボも差し上げましょう。」
先ほどのローターですっかり雅を信じた海の精は太っ腹にも金のブレンボもくれると言うのです。
雅「いえいえ、私のブレンボだけで十分です。これがあれば十分すぎるくらいに車を止めることができます。2つも必要ありません。」
Tパン「あなたは稀に見る謙虚な人間です。あなたの正直さと誠実さだけでなくその謙虚さにはいたく感動しました。それでは変わりにこのステンメッシュブレーキホースとブラケットを差し上げましょう。」
勘違いした海の精はブレーキホースとブラケットを雅に渡していきました。
雅「こんなにまでしていただけるなんて、ありがたいことです。本当にありがとうございます。」
Tパン「では私は海にもどります。ごきげんよう~」
海の精が消えた直後、雅は飛び跳ねながら喜びました。
こうして、雅はジャダーローターからブレンボキャリパーキットに交換し、幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし♪
~童話 金のブレンボ 完~
【注】このお話はフィクションです。間違っても海に不法投棄をしないように気をつけましょう。
Posted at 2010/09/05 00:25:25 | |
トラックバック(0) |
レガシィ | クルマ