番外編2(このお話はとってもフィクションです。。。)
雅「ジャダーが出るけどたった一つのローター。あれがなくては車が動かない・・・どうしょう!!」
その時です。海からの波が岩に叩きつけられた直後、水しぶきの影から怪しいばかりのTシャツGパンの男(以下Tパン)が現われました。雅は驚きのまなこでその姿を見ました。
Tパン「そんなに恐がる必要はありません。私は海の精です。とても困っているようですが、どうしたのですか。」
雅「ローターを失くしてしまいました。たった一つのローターです。あれがないと帰れません。」雅はは弱々しく答えました。
Tパン「おや、それは大変なことですね。わかりました、力になって上げられるかもしれません。」
と海の精は同情すると、水の中に飛び込みました。
しばらくすると海の精は両手にローターを抱えて出てきました。
Tパン「あなたが落としたのはこのローターですか。」それはまばゆいばかりの
2ピースドリルドローターでした。
雅「と、とんでもない。私のではありません。私のは2ピースドリルドローターなんかじゃありません」と、がっかりした様子でした。
Tパン「そうですか、それではちょっと待っていてください。」と言うと、海の精は再び水の中にもぐり、まもなく両手に
スリットワンピースローターを抱えて出てきました。
Tパン「さあ、これはどうですか。あなたのでしょう?」
雅「申し訳ありません。それも私のローターではありません。私のは
錆びがついてジャダーがでるごく普通のローターです。そのようにスリットは入っていませんが、とりあえず走らせるには十分です。手元に戻ってくればいいのですが。」と雅は悲しそうにしました。
海の精はまた水の中に飛び込み、今度は両手にジャダーローターを抱えて戻ってきました。
雅の表情はパアーッと明るくなりました。
雅「それこそ私のです。私の愛用のジャダーローターです。よかった、何とお礼を言ったらよいものか。あなたのおかげで使い慣れたジャダーローターが戻りました。一安心です。早く研磨をしてしまわねば。本当にありがとうございました。」
Tパン「あなたは稀に見る正直者です。あなたの正直さと誠実さにいたく感動しました。この一番良い2ピースドリルドローターも差し上げましょう。」
雅「私に2ピースドリルドローターをくれるというのですか。かたじけないことです。本当にありがとうございます。」
そのとき雅の中にはどろどろとした悪しき思惑が浮かんできたのでした(o´ω`o)
Tパン「それでは、私は海にもどります。ごきげんよう~」
雅「ま、まってください!」
Tパン「ん?」
雅「すみません!! じ、実は・・・いずれ付けようと思っていたbremboキャリパーを海に落としてしまったのです。それも拾ってもらえないでしょうか」 どきどき・・・
つづく・・・たぶん
Posted at 2010/09/02 22:58:39 | |
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