
昨日朝の事
嫁は出勤して一人ゆったり「生活ほっとモーニング」を見ていた
今日は月に一度の「夢の3シェフ競演」
今晩はマーボナスだな なんて簡単に夕飯の献立を考えていると何だか外が騒がしい
いつもシロイヌが居眠りしている庭先の物置を誰かがせわしなく出入りしているのだ
お隣の伯母さんだろうが物置の片づけでもしているのだろうと思っていると
やっぱり! 伯母さんが窓越しに私の名前を呼ぶではないか
サンダルを履いて外に出てみると伯母さんが少し上気した顔で
「捕まえた!やっと捕まえた!」と物置の入り口でホウキを持ってこちらに向かってニコニコしている
「やっと捕まえた!大っきなネズミ!」
「ネズミ?・・・・・」
聞けば、こういう事らしい
この物置は我が家とお隣共同で使っているボロい木造家屋なのだが、半年ほど前からネズミが出没し、保管している米袋に穴を開けたり野菜を齧ったりと大変迷惑していたようなのだ
そこで叔母はゴキブリホイホイならぬ段ボール製ネズミ捕獲用粘着シート(伯母はネズミホイホイと呼んでいたがホイホイはハウス型)を何個か仕掛けていたのだが
今朝、ジャガイモを取りに入ったところ大きな鼠色のヤツがネズミホイホイを体にくっ付けたまま必死になって押入れに逃げ込んだ
押入れの戸を急いで閉めたのでまだ中にいるはずだし、ホイホイがくっ付いたままでは
もう捕ったも同然、ついては私にそのネズミを捕らえ、処分して欲しいというのだ
え~っ!ワタシが・・・?と思ったのだが平日のこんな時間に呑気にしているのは
自慢じゃないが、この辺りじゃ私ぐらいだ ワハハ
ネズミとはいえ処分することになると思うと気が重かったが実の叔母の頼みじゃ仕方ない、処分は後で考えようと押入れまで行ってみた
押入れの中からは必死に罠を外そうとしているのかバンバン!ガリガリガリ、キュ〜!!
と凄い音がしている 今開けるのは怖いし、疲れておとなしくなるのを待った
捕獲用に金魚網を持って待つこと15分、やっと静かになったのを見計らって戸を少~しだけ開けてみる
押入れの暗い奥のほう 確かに鼠色のヤツがその右側面に捕獲シートをベッタリ貼り付けてうずくまっていた
こちらから見ると、埃まみれのホームレスがダンボールハウスで寝ているように見える
「そのまま、そのまま、ジッとしててね~」
左手でそ~っと戸を開け、次の瞬間右手に持った金魚網をパッと被せるとグイッと勢い良くコッチへ引き寄せる
よしっ!!
後ろでじーっと見ていた叔母さんも「いかった~」の顔だ
さて、この後どうしようか?昔なら網に入れたまますぐそこの川にザブンなんだが
今はその川も道路で上塞がれちゃってるしなぁ
「叔母さん、どうしよう?」と声をかけながら改めて獲物に目を遣ってみる
えっ?・・・・・・・・
足先が 白い しかも デカイ
鼠色の・・・・ネ、ネコ ではないか・・・・
おまえが捕れてどーする?
なぁ?
どこからここに入ったのか、顔・腹の一部と足先が白い鼠色の子猫でした
ニャーと鳴けば判ったのに、あいにく横顔までホイホイがベッタリで鳴こうにも
キュ~としか音が出なかったのだろう
30分もかかってやっとホイホイを外してやると
礼も言わずベタベタの毛のまま大慌てで物置を飛び出していった
数時間後には身体に枯葉、枯れ枝、紙くずを沢山くっ付けて
こんどは蓑虫のようになってるんだろうなぁ
毛虫にやられて禿げ上がってしまった柿の木を
ため息交じりに見上げてみた
ヒュ〜〜
Posted at 2009/09/09 11:06:56 | |
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