2012年06月16日
RALLY HOKKAIDO参戦記(参戦準備編)
さて、まだまだ先に(9月14~16日)あるようなRALLY北海道。
来月には、エントリーの受付も始まるので、車両の準備も並行して始めないといけません。
車両の方は、たいしてないのですが
1・シートベルトアンカー(FAI公認の5点式の肩ベルト取り付け点をフロアからロールゲージに移動。タイヤ2本積み対応のため)変更、溶接留めへ。
2・バケットシート交換(2脚とも、運転席側は公認切れ(ベルトと共に製造から5年が有効期間)のため、この際なので、2脚とも交換、現段階では、SPARCO CERCUITにする予定、色は青)
3・タイヤ2本積み対応への固定器具追加。
4・自動消火装置(国際格式競技は装着義務付け(製造から5年、メーカーで点検を受けてさらに2年延長)です、もちろんF1やスーパーGTも義務付けです)の配線・配管接続(消火装置薬剤のタンクは乗せっぱなしなのでwww)
くらいですね。
なので、思いっきり費用がかかるのはシートくらいです。もともと国際ラリー仕様で制作されている車両なので、いじる部分はそうはないのです
問題は人間の方ですね。
Drはすでに国際ラリーにエントリーして完走経験もありますので、ある程度の装備はありますがwww
なぜかHANSは持っていないらしい。。。。
基本的に何が必要かって列記しますと
1・国際競技格式に合致したヘルメット(今はSNELL-SA2010というのが最新規格で、これに丁度両耳の後ろに位置するところにHANSポストが装着されているものが必要になります。メーカーで許可が出ている追加部品以外を自分で加工取り付けすると、即座に非公認になってしまいます)
製造から10年間まで有効。これはいまのヘルメットは対応していないので、新規に購入する必要があります。(現在注文中)
2・HANSシステム(F1ドライバーとかが肩のところに装着して頭の後ろからヘルメットを連結している器具)これは今回新規購入(ヘルメットとあわせて注文中)
3・レーシングスーツ(製造から10年が有効期間)もちろんFIA公認が必要。ツナギなんてもってのほかになりますね。不燃素材(NOMEXなど)で構成されているもので、出来れば多層構造がお勧め(私は3層レイヤーを使用)ワッペンなどはレーシングスーツに縫い合わせする際、最下層まで突き抜けないこと(一番上だけで縫うことですね)が規則で決められています。
公式車検の時に、ひっくり返されて(体側のほうです)縫い合わせの糸が見えないか確認されます。貫通していたら、競技終了後だと失格処分とか、競技前の公式車検だと、違うスーツを持ってきてねって言われることがあります。
もちろん、この規則には縫い目が貫通していると、そこから火炎が侵入してしまうことを防ぐ意味合いがあります。
4・FIA公認のアンダーウェアとレーシングシューズにグローブ。
アンダーウェアにはトップス(シャツですね長袖・半袖両方あります)・ジョン(おじさんくさいももひき形状ですが、くるぶしまでくるようになっています、それに靴下までの3点セット、夏場の着用は地獄になります。だってエアコンなんて付いてませんもんwwww。)
すべて、FIA公認を証明するタグがついていないとダメです。アンダーウェアには、バラクラバス(顔面にかぶる覆面のようなものです)も含まれます。
グローブは、レース用の手袋です、
5・国際ライセンス
当然ですがライセンスも国際になりまっす!私のはレース除外という条件のついた国際Cライセンスになります。(WRCまでは出場可能ですが、レースは国内格式までになります。)
国際ラリーはエントラントライセンスも別途必要になります。(チームとしての参加資格証明ってところでしょうかね)
6・メディカルサーティフィケート
普通の人にはなんのこっちゃ?というわけで、
JAF/FIAの指定書式(なので、取り寄せ&にエントラント自身の健康状態を病院で健康診断をしてもらって証明しやがれ!それを出せ!!って書類です。もちろん全部英文記入・・・・・。
心電図やら視野検査、既往症なども記入されます。
これは、エントリー時もしくは参加受付の前日までにJAF(証明印を押印してもらう必要があります)経由で、主催者事務局に提出が義務つけられています。
(まだ、受けてないので、早く書式もJAFから送ってもらって健康診断受けないと・・・・45歳を過ぎると負荷心電図(良くTVなどで歩きながら心電図検査をしている映像がありますが、運動させた際の心電図を調べるって検査です)を受ける必要があります。
もちろんドーピング検査もありますので、服用している薬がある際は記入してもらう必要があります。
これは競技中の事故などで治療(たいていは外科ですが)が必要になった際に、どこでも普通の治療(アレルギーやらある人は非常に重要になります)を受けること、副作用を防ぐことも見越してのものです。服用している薬もそのために記入されます(相性の悪い薬もありますからね)
7・開催国(今回は日本)で有効な運転免許証(海外のラリーの場合、国際運転免許証)
今回の私たちには問題はありませんが、国際免許は、一応ジュネーブ条約加入国であれば、大丈夫なのですが、国籍によっては、日本の運転免許証を取得する必要がある国(当然日本の国際免許が通用しない国もあるんです)もありますので、WRCのラリージャパンでは若葉マークをつけたWRカーが走っているなんて光景も見られるのです
(海外のドライバーがそんな理由で日本の免許を取って出場したドライバーが貼っている若葉マーク(当然日本の法律では初心者になるので、)を、ワークスドライバーが「ぶつけない(リタイヤしない)お守り」って聞いて(誰だ、そんなこと吹き込んだヤツはって聞いたときには大爆笑しましたが(コレ実話ですよ。wwww)こぞって貼っていたなんて話もあります)
なんて、やることがまだまだたくさんあります。
このほかに、ライトポッドも用意しないといけませんので。スケジュール的には大丈夫なのですが、初日に真っ暗なSSSを走らないといけないので、つける必要があります。今後の全日本でも使えますしね。
やることたくさん、お金は減るってところでしょうか?
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subaru | クルマ
Posted at
2012/06/16 22:35:10
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