2020年05月05日
残念ながら、一切写真は撮影していないので、文章だけでご勘弁を。
友人からかねてより相談を受けていた共通の友人のTT1J型 サンバートラック(MT NA)のクラッチ交換、先日のGWにしか作業ができないため、何とか日程を確保してやることに。
しか~~~~し!!やる前から問題続出…。
部品手配してない!(って、GWだよ、部品屋さん、ディーラーでも部品でないよ?どーするの???ってなりますわね…。)で、どーするの?ってなりました。
で、友人にこれだけは必要よ?とリストにしたものと、パーツリストの分解図を送り電話で検討する事、数時間‥‥。
で、取捨選択を迫られ、最低限はこれはいるだろ!ってものに変更。
クラッチ一式と追加作業になったタイミングベルト一式はネットで購入することに。
細かいパーツは部品屋さんに直接注文するというので、内心冷や冷やしながら、1週間待つことに。
で、確認すると注文して部品も確認。では、作業に着手確定!
となりまして、工具一式を積んで友人宅に向かいます。
しかし、サンバーのミッションは正直交換しんどいのよね…。どうなることやら。と思いながら、友人とミッション単体降ろしでの作業に着手。
冷却水を抜く、バッテリー外す、アームのボルトにマーキングしてから外す、etc...。
じゃぁ、ドラシャ抜きますかー!!!リアのハブ持ってと、せーの!!うりゃ~~!!!ってやった時に事件は起きた。
本来ならデフ側のインナーがスコン!(またはズボ!!)って抜けるはずが、アウターが抜けた!!(なかなかありませんよ、こんなことは、シャフトにサークリップ嵌ってるし、ジョイントにも抜け止めサークリップCリング入っていますから…。)
仕方ないので、幸いにブーツバンドとハブ用のアスクルナットを保有していたので、友人と相談し作業方針変更!
急いでハブのアスクルナットのカシメを起こしてインパクトで一気に外し、ハブからシャフトを抜いてミッションにシャフトを付けたままミッション単体で降ろす方式に変更。
スバルのサービスマニュアルではエンジン・ミッションのセットで降ろしてから分割作業をして行う事。となっております。(結構、整備工場ではセット降ろしはエンジン関係の配管&配線の処理が面倒なので単体での作業が多いのも実情。)
なんとか降ろして、昼飯。が、なんと自粛活動の影響でさっさと済ませられる系統の飲食店が全滅!。しかたないのでコンビニ飯。
第二ラウンドは友人がミッション関係&クランクリアオイルシールの交換、クラッチ交換、アウターのシャフトの嵌めなおしに、私はエンジン系を分担作業でサクサクと進めていきます。
タイミングベルトカバーを外してカム・クランク前オイルシール、ウォーターポンプをサクサク交換、シール周りのカバーを戻して、テンショナー付けて、タイミングベルトを付けてと‥。
コマ確認して、テンショナーのボルトも締めてと…。クランクプーリー付けてと!(リコールしてないので、きつく「リコールでクランクプーリーを交換してもらう事!」と言い渡したのは言うまでもありません)
そのころにはミッションの準備も万端整い、クラッチレリーズレバーのいたずらに散々悩まされ、やっと結合完了。ワイヤー関連も処理。
で、日も暮れそうなので、作業はここまで残りの足回りの復旧&LLCのエア抜きは翌日回しに。でもタダでは転びません。
ここでエア抜きの秘密兵器を投入します!
サンバーは基本的にRRなので、ヒーター・ラジエターに向かう配管がフロア下に”ドカーン”と鎮座しています。な・の・で、エア抜き用ホースが3・4か所に存在します(リアヒーターがついているワゴン・バンが4本になります)。
今回はトラックなので、3か所です。
しかし、エア抜き用ホースは非常に短いのでそのままでは使えません。っていうより抜けません。で、ホースについているメクラ蓋を抜いて、ブレーキのワンマンブリーダーなどに使われる、1WAYのチャックに交換・そこに透明なホース(1.5mくらい)をエア抜き部分に装着、ヒーターには直接差し込み、ラジエタにファンネルを装着してLLCをガンガン注いでいきます。ある程度ホースからエアが出てくるので、ラジエタ&ヒータホースをグニグニしてゴポゴポ言わせます。
あとは、ファンネルにLLCを溜めておいて一晩放置!
翌日、足回りのリアのアームを元に戻し、カムボルトを正規に合わせて、リアブレーキの調整をしてアスクルナットを締めて・カシメてから、バッテリーを戻してエンジン始動してエア抜き開始!!
ファンが回るまで、近くにはいるものの実質放置状態。w
ラジエタ&ヒータのホースからはエアが出なくなったので、一旦エンジン停止してホースを外し、エンジンだけ付けときます。
またエンジン始動し、ファンが…。で待つこと30分(3分ではありません)。
やっとファンが始動。一気にエアが抜けてきます。LLCを追加しながら様子を10分、時々エンジンの回転を上げ、エアが出なくなるまで…。
で、頃合を見ながら作業終了。(ここまで朝の作業開始から1時間ちょっとくらいかな?)作業終了し、工具を片付けたら、10時過ぎ。
で、一旦バッテリーを外してECUリセットを実施。さらに10分ほどエンジンをかけて初期学習を行います。(これをしないと高回転時にノッキングのような症状を起こすことも…。)
で、ご本人と友人で試乗。クラッチのミートポイントが近くなった!と。
ご本人がお喜びならいいですわな。
で、しばらく試乗の後を追いながら、お昼を食べるお店に。
お昼食べて、解散。
帰宅して、工具箱を片付けてグッタリ。
GW最終日でなくてよかった…。
最終日なら翌日出勤できなくなっていたかも。
やはりサンバーは農道のポルシェ。整備性も匹敵してます。
次・2年半後にありそうだなぁ(2年で8万キロ走破の強者サンバー)。
準備だけはしておきますか。
Posted at 2020/05/13 22:55:17 | |
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