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2025年08月11日 イイね!

Rじゃが 新潟訪問記 7幕 「知らない故郷 到着」

目的地まで1時間弱。

当初の予定より大幅な遅れになっている。

現地では2時間半ほどしか時間を取れないだろう。

出発前に宿にチェックインが遅れる可能性を連絡。

さて、行きますか。

しかし、思ったより市街地。

普通に町中である。

「なんか、思ってたより都会なんだけど。」

「まだまだよ。ここを抜けてまた少し登るから。」

なるほど。

20分程走ると大通りから逸れる案内が。

「こっち…ね。」

確かに更に上に登る道筋。

10分程走ると建物より田んぼの面積の方が多くなってきた。

「おお〜稲作風景。清田山もこんな感じ?」

「あたしが行った頃(30年以上昔)と変わってなければもっと田舎よ。」

ほうほう。

田んぼの中の道を抜け、勾配のキツい登りに入る。

既に視界に建物はない。

…こんな先にホントに有るのか?

途中で小学校のマイクロスクールバスとすれ違う。

確かに登り始めに小学校があったっけ。

という事は、この先から通っている小学生が居るって事だ。

この辺りから俺の身体に変調が。

なんて言えば良いのか。

気持ちが、心がザワつき始めた。

「…どうしたの?」

お袋が俺の変調に気付いた。

まあ、そりゃそうだろ。

いきなり口を開かなくなってたんだから。

「いやね、なんつーか、心がザワつくって言うか…明確に早くなってるワケじゃないんだけど、鼓動が早まってるみたいな感じもあってさ。」

「そう…」

それから数個カーブを回り、その度にざわつきは大きくなっていく。

とあるカーブにさしかかった瞬間。

(あ、この先だ)

わかる筈もなく、知ってる筈もない所なのに自分の中に確信が生まれる。

その登りのコーナーを抜けた直後、景色が変わる。

まさに米どころの田舎といった景色。

知らない景色。

知らない景色のはずが僅かな懐かしさを感じる。

ここが、じいちゃんばあちゃんの生まれ故郷…!




続く
Posted at 2025/08/11 15:16:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月06日 イイね!

Rじゃが 新潟訪問記 6幕 「雨 三国峠」

思った以上の雨。

既に全体的に登りの道。

遠慮なく路面を流れて行く雨水。

さて気分は上げたが気合と注意力も上げていかないとな。

もう一度セブンに入り道中の支度を整える。

さて。行きますか。

しばらくは住宅ある風景が続いた。

勾配もそれほどキツくない。

2速、3速を多用して登って行く。

前日に施工したガラスコーティングが視界を確保する。

絶好調だ。

個人的にはフッ素系よりシリコン系が良い。

シリコン系の方が弾きが良いのだ。

月イチでの施工が苦にならなければシリコンをお勧めする。

そのうち視界から建物が消える。

さあ、峠本番だ。

ありがたい事に前にトラックが居る。

今日の相棒はアルト。どんなに頑張っても所詮NAの軽自動車。

登りは絶対的に苦手なのである。下手をすれば渋滞の先頭になりかねない。

しかし、現状は前のトラックがちょうどいいペースメーカーなのだ。   

峠道をトラックがとばせるはずもなく、良い意味でスローペースで登って行く。

後ろに最強の営業車ことプロボックスがついているが、こちらもちょうどいい車間距離を保ってくれている。

これだけでも精神的疲労が全然違う。

そのせいか視野が広がりとある看板に気付く。

三国峠はコーナー毎に今何個目のコーナーなのかのナンバリングがあったのだ。

それをお袋と数えながら登っていく。

再び視界に建物が入ってくるようになり、とある看板が目につく。

「群馬県側、最後のガソリンスタンドまで2キロ」

メーターを確認する。

ちょうど半分だ。入れておこう。

見えてきたスタンドは昔ながらのフルサービスタイプ。

ひと昔あちこちにあった個人営業の小さな店舗だった。

計量機の前についたが誰もいない。

休みかな?

ホーンを鳴らしてみる。

女性のスタッフが大慌てで出てきた。

カードを渡し、ハイオク満タンをオーダー。

高回転キープな道程なのでハイオクを入れてみた。

窓を拭いてくれようとしたので「燃料だけで大丈夫です。ありがとうございます。」と断る。

給油完了。

さて、再出発だ。

しばらく視界に他の車両はなかった。

自分の気持ちいいペースで走る。

ここでもチョイスしたタイヤが功を奏していた。

選んだタイヤはダンロップのエナセーブ202L。

基本設計は既に10年程前の品だが、逆に言えばそれだけ信頼されているパターンだ。

不安なく水をかき、アルトには充分なグリップをしてくれる。

お陰様で雨なのにペースが上がる。

快調に走っていると、山の中に大きな建物群が見えはじめた。

今でも営業している物もあったが、スキーリゾートのホテル群の名残りだ。

あからさまに廃墟となっている物もあった。

一抹の寂しさを感じながら道は下りへと変わって行く。

お袋と他愛もない会話をしながら走り続ける。

ファミマが見えたのでちょっと休憩をする事に。

降りて手足を伸ばす。

気分転換にアイスを買って齧りつく。

目も覚めた。

ナビを確認すると目的地まで1時間程。

さあ、あと少しだ。






Posted at 2025/08/06 22:39:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年07月28日 イイね!

閑話休題



相棒、21万km突破。

壊れねぇ!

マニュアルなんで走る!

通勤でもリッター20走る!

人乗れる!(但し3人までがベスト)

手放す理由がないのでまだまた乗ります。
Posted at 2025/07/28 21:59:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年07月26日 イイね!

Rじゃが 新潟訪問記 5幕 「下道、腹が減っては戦はできぬ」

ポーン

無慈悲に響くスマホナビの音。

画面を見ると高速を降りる指示が。

…関越トンネル通行止め?

情報はないが変更されたルートを見るにそういう事なのだろう。

次の月野夜インターで降りる事になる。

いや、かなり予定とずれるな。

何より昼飯だよ。

最初の予定だと昼過ぎには十日町市に入る事になっていたから、そこで昼飯の予定だった。

どうするか思案していると路面に置かれたコーンが目につくようになってきた。

追越車線から徐々に左へと誘導するように設置されている。

出口が見えた。

完全にコーンで道を塞がれ、強制的に降ろされる形になった。

へぇ。通行止めはこうやって降ろすんだ。

一般道へ出る。

「しかし、この迂回ルートの距離と時間はなんなんだよ。」

「関越トンネル越えられなかったのよね?」

「そうだよ?」

「それなら峠越えになるでしょ。三国峠。」



あー、そうか。峠の手前で降ろされたからアタックしなきゃならないのか。

そりゃ時間も距離も延びるわ…

まあ、多少余裕を持って予定を組んだから何とかはなる。

なので先ずは腹ごしらえ。

お袋と2人で飲食店の看板に注意しながら走る。

「無いね…」

しかし、店はほぼ見つからない。あったとしても通り過ぎる時に気付くのがほとんどだった。

「なんだかなぁ…」

すると急に目に飛び込んで来た「セブンイレブン あと2km」の看板。

「たまにはコンビニランチでもよろしいですかい?」

「私は構わないよ。貴方は?」

「全然オッケー。」

昼飯が決まった。

5分程でその店が見えた。駐車場もそこそこ広い。

車を停め、店内へ。

僅かに昼のピーク前だったので弁当は選り取り見取りだった。

互いに気に入った物を購入し車に戻る。

お袋は助手席に乗り込み、自分は後部座席に腰を降ろした。

「いただきます。」

うん。さすがはセブン。

何処で買ってもクオリティは変わらない。

「でもお袋、こんなコンビニ弁当で昼済ますなんてほぼないでしょ。」

「そうね、まず家で食べるから。でも美味しいわ。」

それから他愛もない話をしながら箸を進めていたのだが、どうしても視界に入る雲がよろしくなかった。

さっきまで晴れていたのだが、既に灰色の雲が空一面に広がっていた。

「降ってくっかな?」

「どうだろ?」

等と言葉を交わした際、風の匂いが変わったのに気付く。

急いで運転席に戻り、換気のために開けておいた窓を閉める。

それから30秒と経たずに豪快に雨が降り出した。

「マジか…」

どう見てもこれからその雨雲が居る方へ向かわなければならない。

さて、どうするか。

残りの弁当を食べながら考える。

向かうしかないのは明らか。

だったら気分を切り替えよう。

マイナスに考えてたら余計に疲れる。

プラス思考でいこう。

確かこんな時にピッタリなセリフがあったはず…

そうだ。次元大介のあのセリフだ。

弁当を完食し、ペットボトルの炭酸水を飲み干す。

軽く伸びをして

「さあ、面白くなってきやがった!」

発したセリフは自分でも驚く程に楽しそうだった。



続く。
Posted at 2025/07/26 22:55:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年07月15日 イイね!

Rじゃが 新潟訪問記 4幕 「順調…からの」

叔母の家を後にし、牛久阿見のインターを目指して車を走らす。

今回は新潟県は十日町市付近が目的地。

牛久阿見から圏央道、関越道と走り塩沢石打までを高速で走り抜けるルート。

運転はよほどでない限り自分がする予定だ。

その為に換えたシートがご機嫌だ。

リフターで高さが変えられるだけで自由度が全然違う。

もともとスズキのシートは安っぽいが造りそのものは悪くない。

これなら快適に行けそうだ。

高速に乗る前にコンビニに寄る。

トイレを借り、道中の水分やガム等を買い込む。

さて、いよいよ高速だ。

ETCのゲートをくぐり、ジャンクションを回る。

本線が見えてきた。

踏む。

アクセルを踏みこむ。

アルトとしては歴代屈指の重さだが、電スロ化されたK6Aが気持ち良く吹け上がり加速する。

合流のコツは本線の車両を邪魔しない事。

入れるスペースを見つけ、即流れに乗れるように加速を続ける。

合流完了。

流れに乗る。

古い軽だが当時のトップグレード。ATは4速だ。

このATが良く伸びる。

巡航も快適。

ほんの僅かに太くした165のタイヤが予想以上に安定性を上げている。

全てが思った以上に良い方向に振れた。

道中は他愛も無い話が続く。

1時間程走った所でナビにしているスマホに着信が。

…おかしい。

実はこの新潟行きの為にほぼナビ専用のスマホを増やしたのだ。

そして、この増やしたスマホの番号は親にも教えていない。

そのまま無視しているとコールが止まる。

しかし、5分程で再び着信が。

どうやら携帯からの着信らしい。

あと10分程で次のSAだ。

ちょうどいい。休憩がてら確認しよう。

SAに入り車を停める。

お袋は先にトイレに向かった。

さて、コールバック。数回の呼び出しで相手が出る。

「もしもし?」

「あ、◯◯さん?例の件なんだけど。」とそれなりの年だと思われる男性が話しだす。

「すいません、間違えられてますね。」

「えっ?」

「この番号、つい先日購入したヤツなんですよ。家族にさえ教えてないんですよね。」

「あっ、あっ…」

「番号もう一度確認された方が良いですよ。」

「あっ、すいませんでした。」

電話が切れる。

やっぱり間違い電話かよ。

ふう。

ひと息入れるか。

トイレに行って、ミル挽き珈琲の自販機へ向かう。

ちょっと高いけど美味いよね。ミル挽き珈琲。

アイスカプチーノを買って車に戻る。

スペアキーをお袋に渡してあったので既に車の中にいた。

車内に入るといい匂いがする。

「美味しそうだったから。」とフライドポテトが出てくる。

3本ほどつまみ口に放り込む。

うん。美味い。

さて、リフレッシュもできたので出発しますか。

再びアルトが走り出す。

そこからはひたすら順調…だったのだが。

「そういや関越トンネルって走った事ないな。」

「あたしも一回だけ…かな?」

などと話していたら。

ポンっ

ナビスマホから案内が入る。

「迂回路が発生しました。」

…へ?

「ルートを表示します。」

表示されたルートにプラス55キロ、到着時刻はプラス1時間半。

おいおい、マジかよ…





続く。



Posted at 2025/07/15 20:01:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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