2011年10月16日
敷地に入ると、店員さんが駐車場へ案内してくれた。
…お目当てのカプチーノはすぐに見つかった。
事務所のまん前、ひな壇状の展示場の一番上にいた。
まあ、手前がRV車で、外からは見えなかったのだが(笑)
車を止め、降りる。
日の光を浴びて、真っ赤に輝くカプチーノ。
…。
足が勝手に向かう。
責任者らしき方が出てくる。
「お電話の方ですよね?宜しければ、どうぞ。」
渡されたのは鍵。
カッ
ドアのロックを開ける。
カチャッ…。
(待ってたぜ!)
そんな声が聞こえた気がした。
ドアを開く。
予想以上に開くドア。
運転席に腰を下ろす。
…こんなに低いんだ、これ。
黒で統一された車内。
握るというより、手で包むといった方が正しいようなシフトノブ。
大き目の黒い革巻きのナルディのステアリング。
12000まで刻まれ、センターで存在をアピールするタコメーター…。
全てがシンプル。でも、全てがその存在をアピールしてくる。
必要最低限にして、必要十分な装備。
ドアを閉める。
…狭い。
しかし、苦しい狭さではない。まさにコックピットだ。
突き詰めて作りあげた結果なんだろうな。
パワーウインドのスイッチさえ邪魔だったんだろうな。
シフトノブの後に設置されている。
シフトノブを弄る。
…ナンだ、これ?
手首だけでギアが決まる。
これが、スポーツ。
これが、カプチーノ。
気が付くと、隣にさっきの責任者の方が。
ドアを開ける。
「どうぞ、エンジンかけてみて下さい。」
…!!
こないだの店でくじけた事。
そっちから言って貰えたなら遠慮は無い!
メーンシリンダーに鍵を挿す。
ゆっくりと鍵を回していく。
ONまで回した所で、ワーニングランプが点灯。
…いよいよだ。
スタート
キュルッ
一瞬だけセルが回る。
フォォォォォンッ!
F6Aが眠りから目覚める。
恐ろしく、掛かりが良い。
エンジン音は軽い。やっぱり軽だな。
エンジンの鼓動と、振動とが全身に伝わってくる。
…気持ち良い。
「水温計上がりましたら、アクセル踏まれても構わないですよ。」
思わず店員さんの顔を見る。
…マジで?
意識が水温計だけに集中。
…まだか。
…。
…まだか?
ゆっくりと針が動き出す。
でも、少し我慢。
針がある程度上がるまで待つ。
…もう、いいだろ
アクセルを踏み込む。
フォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ
荒々しさを纏い、F6Aが吼える。
…ヤバい。痺れる。
再度踏み込みたくなったが、ぐっと堪える。
…乗ってみたい。走らせてみたい!
そんな欲求が駆け巡る。
すると、また声が聞こえたような気がした。
「さあ!俺を連れて帰ってくれ!」
Posted at 2011/10/16 00:40:35 | |
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2011年10月15日
前の店の態度に釈然としないまま帰宅。
その帰り道、コンビニで買った「カーセンサー」
何気なく記事をよみ、一応インデックスを辿る。
千葉・・・、カプチーノ…っと。
ん?
いきなり目に留まる一台。
価格も今日のに比べれば随分安い。
色は?
赤…か。
そのページを開く。
左下、一番角にそいつの写真はあった。
扱いちっさ!
まあ、そうか(笑)
別に専門店等でなく、一般的な中古屋だった。
ふーん…。
その日は気分でそのまま本を閉じた。
それから3~4日、仕事が入っていた。
休日前、改めてそのページを開く。
店の住所は・・・?
ぬぉ、東金。
自宅からは1時間半位。
まあ、行って行けない距離じゃないよな。
でも、どうせ、売れちゃってんだろうな…。
でも、何となく気になる…。
とりあえず、電話
「もしもし?」
「あのう、こないだのカーセンサーを見ての電話なんですけど…。」
電話口の対応も丁寧で、嫌な感じはしない。
問い合わせると、まだ商談さえ入っていないという。
・・・明日、ドライブがてら行ってみるか。
まだ、カーナビも出始めたばかりの頃。
当然、そんな物はあるはずも無く、地図とにらめっこ
途中までは何度か行った事のある道だ。
その先も大きな交差点での曲がりしかない。
大丈夫だろ。
就寝。
翌日。オープンカーが似合いそうな秋晴れ。
この時はオープンカーではなかったが(笑)
開店時間に合わせて家を出る。
窓は全開。
秋の風が心地良かった。
何故だろう?
先日の時より心躍っていたのを覚えてる。
その時は、昼間、しっかり見れるからとしか思っていなかったが。
その当時、自分の車はエスクード。
5ドア×直4・2L×5速マニュアルというレアな組み合わせ。
何故か、そいつまで機嫌が良かった気がした。
新しい仲間との出会いを感じ取っていたのだろうか?
途中のコンビニで一息つく。
澄み切った秋の空。
雲一つない快晴だった。
コーヒーを飲み干す。
さて!行くべ!
再び目的地へ向う。
目的地が近づくと、以前来た事のある場所とほぼ一緒だとわかった。
あれか?
その店の看板を見つけ、入ってみる。
しかし…、カプチーノは居ない。
店の人に話を聞く。
どうやら、もう少し先に本店があって、そこにカプチは居るらしい。
聞いた通りに本店に向う。
…あれだ。
小奇麗なオレンジ色の屋根が見えた。
敷地に車を入れる。
すると、
そこに、
居たんだ。
アイツが。
Posted at 2011/10/15 17:58:23 | |
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2011年10月15日
今夜、オートウェーブ 柏沼南店にてみん友のXFV-14さんと午後8時より密会予定!
さあ、だれか奇襲はあるのか!(笑)
Posted at 2011/10/15 17:21:49 | |
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2011年10月15日
何だかんだで、高校も終わりに近づき、俺は焦っていた。
就職先が、見つからない…。
自分は高3になる時に、親から
「免許と車か、進学か。どっちか選べ。」
と、言われて、迷い無く前者を選んだ。
実際、調度、「大学がレジャーランド化…」等と言われ始めた時期でもあり、勉強も嫌いだったからだ。(まあ、今はこの事を全く後悔していないワケでもないのだが…)
で、何故就職先が見つからなかったのか。
自分の誕生日は3月。そう、免許だ。
自分の時はようやく誕生日で仮免許がもらえる制度だったので、3月一杯での取得はギリかアウト…。
合宿は既に一杯で、通いでしか免許は取れず、同じような学生で、予約は争奪戦…。
学校は進学校だったので、新卒の募集はスズメの涙程の件数しか来なかった。
でも、自分が希望するような職種はほぼ、免許が必須。
それで、内定を貰えずに居た。
結局、僅かだが、家が畑をやっていたので、その家業を継ぐと言う事で卒業。(行っていた学科も園芸科だったし)
その後、某所のジョイフルの短期契約のバイトを見つけ、それで繋ぐ事に。
免許が取れたのは、そのバイトが始まる前日だった(笑)
そのバイト中に、今の職場の求人を見つけ、応募。
最初はバイトとして入ったが、後に社員に上げてもらうことが出来た。
ガソリンスタンド。
そこで更に車の触り方を覚える。
社員になって暫く。
とある休日にふと思い出す。
出先から少し足を伸ばせば、スズキのディーラー系中古車屋があったことに。
…行ってみるか。
この時は、本当に冷やかしだった。
とりあえず、カプチーノがどんな物か。実車を見て見たかった。
店に到着。そこには数台のカプチが並んでいた。
実は、そこにはキャラ(スズキ版AZ-1)もいて、一瞬浮気しそうになった。
でも、今日の目的はカプチだ。
目に止まったのは、黒のカプチ。
そう、ブラックリミテッドだ。
今はその価値が分かるが、当時としては、
「こんなのも有るんだな…。」位にしか思わなかった。
店員を捕まえる。
「あのう、あの黒のカプチーノ、見たいんですけど…。」
鍵を持って来た。しかし、次の言葉。
「バッテリー、上がってるかもしれないんで。」
…は?
何で?
エンジンの確認って、重要だろ?
それが出来ない?
一気に熱が冷める。
他の店ならまだ分かるが(失礼)、ここ、ディーラー系だろ?
そんなので良いの?
もう、夜の闇が広がっていた。
車内をさっと見る。
「こんなんなんだ…。」
ある意味、実車とは最悪のファーストコンタクトだった。
その車の価格も価格で、その時は本当に冷やかしで終った。
店を後にする。
「…つまんねぇの」
その、帰り道、あまりにも不完全燃焼(むしろ、着火不能)の為だったのか、無意識に、ある本を購入して帰る事となる。
その本の名は…
「カーセンサー」
Posted at 2011/10/15 08:18:05 | |
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2011年10月13日
家から3分の所にオートバックス建設中!
( ̄▽ ̄;)
しかも、大きさ的にスーパーオートバックスっぽい…

Posted at 2011/10/13 18:40:02 | |
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