これは私が18~19歳頃の話です。当時私はシルビアに乗り、毎週末と言っていい程、峠を走っていました。地元の友達もみんな走り屋でドリフト全盛期でした。そんな日々を過ごしている中、友達の一人が「たまには心霊スポットに行ってみんべ~よ?」と言い出しました。その提案に対しみんなは、「かしこかしこまりましたかしこー!」 (嘘)すぐ、どこに行こうかという話になりました。地元から車で1時間くらいの所に廃病院がありそこに行くとこになりました。友達みんなドリ車なのでリアシートがなかったりでみんなが乗れる状態じゃなかったのです。でも一人だけ、なぜかクラウンを購入した友達がいてそのクラウンで向かうことにしました。そのクラウンはエアサスでベタベタに車高を落としてあり腹下をガリガリ擦るような車でした。当然乗り心地は悪く、見た目はただのヤン車です・・・。でも車内ではウキウキ遠足気分で目的地に向かいました。1時間くらい夜道を走って行くと、ようやく廃病院に着きました。そこはやはり噂通りの状態で、窓ガラスは割れてるし、カーテンはヒラヒラ風で揺れてるしと車内は一瞬「シ~~~ン」となりました。「よし行くか!」の一言で車から出て、病院に向かいました。入口にはソファーやガラスが散乱しており思いのほか風がヒンヤリしてるようでした。しばらく中に歩いていくと「ゴーーーーー。ゴーーーーーー。」「パパァーーーーーーーーーン!!」と、大きな音が入口方向から聞こえてきました。何かと思い、入口方向に戻ってみるとそこには、なんと地元のヤンキーがうちらが乗ってきたクラウンの横に車を停め、「おーい!このクラウン誰のだーーー!あ~ん」と、叫んでいました。「怖っ!!」確かに見た目はただのヤン車だったので目に付いたのでしょう・・・。その後は心霊スポット巡りという雰囲気はなくなり帰りました。以上怖い話でした。※遊び半分で心霊スポットに行くのはやめましょう! 心霊以外の恐怖を体験するかもしれません・・・。