![Birth day age 28. Birth day age 28.](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/033/560/392/33560392/p1m.jpg?ct=569a8ba5b829)
今日は誕生日です。
昔から彼は良く口にしていました。
「俺は27歳には死ぬ」
何で?っと聞き返すと…
「ジャニス・ジョプリン初め偉大なスター達は27歳に亡くなってる人が多いんだよ!」
…まあ、わからなくもないが、何ともわかりにくい理由で彼は昔から自分も27歳には死ぬ、っと口にしていました。
そんな彼も2013年の7月に27歳になり
その後、特に病気になったりなどもなく
平穏に28歳に向かってその時を刻んでいました。
…とある時、彼はある悩みから
いつもこう口走るようになっていました。
「死にたい。」
「何か頭にがーん、っと衝撃受けて
目が覚めたら高校生ぐらいまで人生逆戻り
したりしないかな?」
もちろんそんなことあるわけありません。
彼の目が常に死んでいる時期が訪れました。
そんな彼に2014年の1月、不幸が訪れます。
苦労して一発試験で手に入れた大型二輪免許。
知り合いから安く購入した念願の大型バイク。
それに乗り始めて半年ほどの期間が過ぎた頃
バイクで会社から帰る時、
自宅まであと数百mっという所。
どこにでもあるような住宅街の小さな交差点で
脇道から四輪車に飛び出されて
彼は交通事故に遭いました。
時間は午後10時過ぎ。
家にはインフルエンザのかみさんと子供達が
体調不良に苦しみながら
彼の帰りを待っていました。
彼は意識朦朧の中、救急車で運ばれて緊急手術。
肩鎖関節脱臼…肩の靭帯断裂により手術が施されました。
全治6ヶ月。今月末にまた手術があります。
彼は運ばれた病室で傍にいた親と兄弟に
こんなことを口にしたそうです。
「生きてて良かった。」
ただ、何気なく子供達と遊び、
ただ、何気なくかみさんと笑う
そんな当たり前のことが何て幸せなんだ、と
彼はその交通事故で心底感じたそうです。
それからもまた訪れた幾多の困難の壁。
それを乗り越え確実に変わった彼。
「大変」な時を乗り越え「大きく変わった」彼。
彼は家族との未来に向かい、
子供達の笑顔のために、かみさんの笑顔のために
あれからも日々、一生懸命生きています。
「もう、死にたいなんて言わない。」
「あの事故で死ななかったのはきっと意味がある。
その後の大変さは、大きく変わる時、なんだと
心に言い聞かせて生きていく。」
彼の目は今、子供達、そしてかみさんと歩む
未来を見て生きています。
そんな彼も今日で28歳になりました。
27歳で死ぬ、っと言っていた彼が
あの交通事故で死ななかったのは、
神様が彼に…
「まだまだ死ぬ時ではない。
子供達、かみさんのために懸命に生きなさい。」
そう言っているのではないか、と思います。
これからも年ひとつひとつ確かに重ねる歳。
一番は子供達、かみさんのために…
そして、自分のような交通事故被害者を出さないため
彼は日々、懸命に周りに伝えています。
「悲惨な交通事故は起きて欲しくない。
起こして欲しくない。」
その一心だけです。
これからまだまだ素敵な未来があるでしょう。
もう後ろは向かない。
笑顔を絶やさず日々を生きて…
Posted at 2014/07/12 18:20:31 | |
トラックバック(0) |
独り言 | 日記