車種問わずあちこちで騒がれている始動時のブレーキが踏めない問題。
自分の車も納車から11年経ち、先月から突然発生。
車検前にブレーキフルード交換をした関係か、もしくは気温が下がってきたせいかはわかりませんが、とりあえず背筋を目一杯使うような硬さにはならなくなりました。
12万km目前というのもあり、バキュームホース、あるいはマスターシリンダー周りのシール、色々なところが劣化しているのは間違いないですが、とりあえず点検。
予想よりもサビがひどい…。
多分シールが終わってますねこれ。
直近だと、あおしげさんがマスターシリンダー周りのメンテナンス記録を上げられています。
新品交換が理想ですが、純正のマスターバック(ブレーキブースター)は値段が高く、中古品でなんとかなれば良いなと思ってしまいます。
そんな折に、同じシールキット品番を使用しているGTインプレッサのマスターバックとシリンダー周りが処分価格で出ていたので、構造の勉強にとりあえず取り寄せて分解。
2017年式、5年モノです。

バキュームホースを抜くと、シュポッと音がしたので、ある程度機密性は保たれていたようです。

とりあえず、マスターシリンダーの根元は錆びていなかったので、残っているアイドリングストップと、フルードタンクの下のコネクタを抜き、あとはナット2箇所緩めてシリンダーを抜去。

ちなみに本体ではなく、アイドリングストップ用のセンサーのカバーに品番が記載されてました…

シール周りは特別フルードが多く漏れていた雰囲気は感じられず。
ただし、これを外すと…

塗装浮きが現れて…
これを削ると…

ぎゃ〜〜〜!!という錆の層が現れました。
5年でコレなので、自分のはどうなっているのか…

ちなみにシリンダー側は特に目立った傷などは無く。
(非分解指定になっているため、全部バラすのはハードルが高そう)

中古なので、途中で切断されていたブレーキ配管の切れ端を外す際に断面に少し傷を付けてしまいました。
シリンダーから出る配管の位置が違うので、そもそもBRレガシィには使えませんが
ただ、内部のシールやシリンダーの構造に関してはあまり変わらないような気がします。
例えば、フルードタンクからシリンダーへの通り道のガスケットは、どちらも2個ずつだったり。
バラシてみて感じた事は、負圧漏れの原因は、バキュームホースよりもマスターシリンダーとマスターバックの間のシール不良の方が、可能性が高そうだという事。
この26497AG010 のシールが使われている車種全てでこの現象が起きているなら、サービスキャンペーンになっても良さそうなもんですけどね…
とりあえず、現車のマスターバックもばらしてみることにします。
Posted at 2022/09/11 23:00:11 | |
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