10万キロ前に色々やってますが、97,000kmとなった今、一番交換すべきはタイミングベルトです。
ただ、DIYでやるにはクランクプーリーホルダーの値段が高く、カムシャフト固定ツールも買うとさらに出費が増えそうなので、工賃に対して自分でやるメリットが見出せなかったため、ディーラーにお願いしようと決断。
では、なにか自分でできる作業はないかと探していた時に、たまたま目に入ったのがハブユニット。
通常ガタや異音が発生してから交換が一般的ですが、ユニットごと交換するならベアリング打ち替えなどが必要ないため、出来そうだと思ったのが理由。
あとはブレーカーバーを持っているので、ハブプーラーさえあれば工具もそんなに必要ないと思ったので。
しかし、ドライブシャフトのナットのかしめ部分をマイナスドライバーで解除できず苦戦している方を見かけるため、専用工具がないかひたすら探していたら、たまたまストレートで見つけました。

「ドライブシャフトロックナットツール」

ナットの硬さに負けず、ハンマーで打ち込めるタイプです。
(ちなみに「ロックナットチゼル」とも言うらしく、KTCなどからもツールが出ています)

納車時のままの気合いの入ったカシメ部分に、工具をハンマーでひたすら打ち込みました。
カシメ部分の傾斜に沿ってスライドしていくと思ってましたが、打ち込むうちにドライブシャフト部分が削れてしまったので、打ち込む角度など注意が必要です。
(ストレートさんのは角度が鈍いので、KTCさんのほうがかしめ部分を起こしやすそうな感じです)
大体かしめ部分を起こしたら、32mmのソケットと60cmのブレーカーバーで勝負していきます。
(32mmのソケットを店頭で見たときに、慣れないデカさに少々ビビリました)

センターキャップを外したホイールを一旦装着して車体を下ろし、ラスペネを吹いて力かけたら、思っていたよりすんなり緩みました。
あとは再び車体を上げて、ホイールを外し、ABSセンサーを取り外します。

ナックルの車体前側に10mmのナットで付いています。
結構固着気味だったので、ナット用の穴付近から小さいマイナスドライバーで少しずつはがしました。
壊すと高いので要注意。配線に無理がないように避けておきます。
センサーが外れたあとは、ローターがずれないようにホイールナットを締めて、ブレーキキャリパーを取り外します。
さらにブレーキローターを外すと、ハブユニットが姿を現します。

(ロックナットは頃合いを見て取り外しておきます)
ちなみに、ここでドライブシャフトを軽く叩いたら、すんなりハブユニットから抜けました。
ここは固着して無かったです。
あとは前側、後ろ側それぞれ2本ずつとまっているボルトを緩めます。

車体前側

車体後ろ側
上2本は、ドライブシャフトブーツのかしめ部分を避けつつ、ストラット下端やタイロッドを避けるため、15cmのエクステンションで遠くから緩める感じです。
一方下2本は、スタビリンクやロアアームを避けるべく、7.5cm程度のエクステンションで回す感じです。
そして、ボルトを全部緩めたら、ハブユニットが抜け…………
抜けない?!

写真は新品のハブユニットですが、フロントのハブユニットは11mm程度ナックル側に挿さる構造です。
おそらくこの部分が錆で固着していて、ラスペネ吹いても全然動きませんでした。
試しにホイールをはめて、ホイールごと引っ張ってみましたが、全く動く気配なし。
手元にスライディングハンマーがなかったので試していませんが、もしベアリング部分で分離してしまうと余計面倒になりそうだったので、新しいロックナットを使って組み戻しました。
ナックルごと外して、裏側から叩くしかないのだろうか…
ショップの方々はどうやってるのでしょうね?
ボールジョイントといい、今回のハブユニットといい、ナックル回りは難易度が高いですね…
雪国で過ごした報いなのでしょうか?
とりあえず、現状は問題なく走れるので、どうにかなるかもうしばらく思案してみることにします。
次はATのオイルパン清掃でもしようか…
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2020/03/31 22:03:06