ピストンの話題を書いてしまいましたが、
本来の目的であるブレーキキャリパーとローターの取り外しについて触れておきます。
以前のブログで、キャリパーサポートのボルト取り外しは行なっていますが、
結局ブレーキホースのユニオンボルトも外したので、
そのあたりの話を。
右リアのキャリパーですが、ブレーキホースが丸かぶりで
スライドピンにとめているボルトにラチェットがかからないので、
ブレーキホースをキャリパーにとめているユニオンボルトを外します。
で、緩めた途端にブレーキフルードが漏れてくるので、

モノタロウで売っているラインストッパーで外した部分を抑えます。

※写真撮影用に手袋を外していますが、皮膚刺激等あるので、
作業時には使い捨てでも手袋をした方が良いかと…
ちなみに当初下に垂らしっぱなしにしたら漏れたので、
ある程度高い位置に、上向きにして吊るしておくとあまり漏れませんでした。
仕組みの理解に少し時間はかかるものの、
ロッキングピンチオフプライヤーのほうが、
漏れにくいような感じです。
プラスチックのラインホースクランプを使う方もいらっしゃいますね。

ブレーキホースがどいたので、楽々ボルトにアクセスできます。
キャリパーもキャリパーサポートも、とめているのは14mmのボルトです。

キャリパー は外れましたが、やはりローターがびくともしません。
そこでローターにあるゴムの蓋を取って、
サイドブレーキシューの調整ダイヤルにアクセスして、
ローターとシューの摩擦がほとんどなくなるようにします。
サイドブレーキを解除した状態で、
穴の位置が真下に来て、ダイヤルが見えるようにローターを回します。

(※後ろでラインストッパーからブレーキフルードが少しずつ漏れていました)
ダイヤルが見えたら、マイナスドライバーを差し込んで、
歯車を上に回してあげると、シュー部分は緩みます。
(下に回してしまうと、ローターが固定されてしまいます)

それでも取れない場合は、8mmのボルトを
ローターの中心近くの二つの穴に向けて締め付けます。
ローターを外すときに持ち手にできるよう、
長めのボルトを買ってしまいましたが、
もう少し短いほうが回しやすいですね。
ハブボルトが邪魔にならない長さなら大丈夫かと思います。
ちなみに、向かって左側のネジ穴が、
錆びてボルトがかなり回りにくかったです…

中心付近がハブから徐々に浮いてくるので、
ある程度緩んだら取り外して完了です。
ちなみにキャリパー ピストンの納期がかかるので、
一旦元通りに組み立てました。
交換はもう少し先に…
Posted at 2019/06/08 15:48:37 | |
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