先日購入したブレーキローターの他に、
同じDIXCELのブレーキパッド(Type M)を購入しました。
ブレーキパッド交換には、パーツはもちろんですが、
フロアジャッキやジャッキスタンド、ピストン戻しにレンチ類やグリス類など、
色々と工具が必要になります。
ネットや実店舗を回って少しずつ揃え、今日ジャッキスタンドが手元に届いたので、
とりあえず皆さんが苦戦している「ナットを緩める」事が出来るのか様子を見てみることに。
ちなみにフロントブレーキ周りの整備解説書には、
マウントボルト(キャリパーサポートとナックルを留めているボルト) :120N・m
キャリパーボルト(ピストン側とキャリパーサポートを留めているボルト :27N・m
ユニオンボルト(ブレーキホースをストラットに固定しているボルト):
1833N・m
とトルク指定されているので、やはりマウントボルトを緩めるのが最大の壁ですね。
まさにホイールナットのトルクが120N・mです。
※海外の2010~
20142012年BRレガシィ及びアウトバックの整備解説書を参照しています。

キャリパーボルトは難なく外れました。

しかし、ピストン内側に剥がれたサビが大量に溜まってますね…
ディーラーに任せっきりでしたからね。
スライドピンの動き自体は目立って悪くないですが、
オーバーホールが必要ですかね…?
せめてシール側のピストンが錆びてないと良いですが。
今は交換しないので、軽く汚れを拭き取って、
ピストン戻しでピストンを押し込んだ後に、
パッドグリスを薄く塗って組み付けておきました。
そして問題のマウントボルトですが、下側は「バキッ」という音を立てて外れました。
ラスペネを買ったのを忘れていました。
ただ上側のボルト近くにある、ストラットとナックルを留めているボルトの頭が、
大きめのラチェットに干渉してソケットがうまくはまりません。
緩めるだけなら、ロングメガネレンチを叩けば大丈夫でしょうが、
しっかりトルク管理するには、首振りできるエクステンションバーを探して来ないとですね。
※5/20追記
ウォブルエクステンションバーは、角度がついた状態では正確にトルクが測れず
またその状態だと対応トルクも下がるので、注意が必要のようです。
(ソケットを根元まで押し込むとストレートのエクステンションとして使えるものもあります)
ストラットとナックルを留めているボルトのうち下側は、
外してもアライメント調整に大きな影響が無い(上側で調整をしている)ようですが、
更に大きな155N・mで締められているため、外すのに苦労しそう。
ちなみに写真では運転席下のジャッキポイントから地面までで30cmくらい上げていますが、
しっかりトルクをかけるためには、もっと高く上げて、
自由に使える空間を増やした方が良さそう。
ただ高く上げすぎるとジャッキスタンドが不安定になるので考えどころです。
※ブレーキは、重要保安部品です。
自信の無い方には、資格を持った整備士による整備をお勧めします。
当方がDIYによる整備を奨めるものでもありません。
Posted at 2019/05/19 23:40:52 | |
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