☆臓器提供車

土曜日の事なのですが、サイズダウンすべくER34へS15インジェクター流用作業で現在の550ｃｃ用ハーネスでは形状が合わない事が発覚してしまいました。　以前に550化した段階で、旧ハーネスはどうやら処分してしまったようです…

『どないしよう』　と店長と相談した結果、『そう言えば解体屋にグロリアの４WDがあったぞ』　ということになりネットで調べますと４WDターボでRB25DET車ではあ～りませんか！　しめしめ。　でも待てよ純正価格を調べてから労力を考えようと、FASTを開いたのですがチト分かりづらい…

で、部販に電話して貰って聞くことに。　電話口に出た担当に尋ねたのですが、『ハイハイ』の2度返事ばかりが調子良くてサッパリこちらの要求に明確に答えてくれません。　恐らく言葉の意味が分かってないのでしょうか？　あげく途中で『そこの部品は出ない』とか『生産中止』みたいな夢幻を謳い出しそうな勢いでした。　

私は聞いていて、この方は今の職に対して誇りを持って取り組んでいないのではないだろうか？　と少し可哀想な気持ちになってしまいました。。。　
きっと他の自動車工場などでも、この方が応対したのでは日没があっと言う間にやって来てしまうでしょう。　もしかしてまだ職に慣れていないのかも知れませんが、自動車に携わる職ならもっと努力して頂きたいものです。　いや、企業の体質なのか？　教育環境の不備なのか？　

結局、数度の折り返し電話の果てに13,000円程度の新品価格を聞き出したところで　『よし、解体屋に行こう！』　と2時間程掛けて中古ハーネスを１／１０以下の価格で手に入れる事ができて幸運でした。　
不要な箇所を我々に分解され、エアバッグが両方開いたままのグロリアさんをふと振り返ると、何故だか形見でも手に入れたようなセンチメンタルな気分でした。

　　

店長に汗をかいて貰ったので、私も汗で返すべくガレージに戻って急遽納車するGT-Rのサス交換を手伝わさせて貰ったのですが、私には自分以外の車でも工具を差し込んで踏ん張っているとストレスの解消になるのだな　と再認識しました。　

でもこれは自動車稼業でない人間の抱く感情であって、主眼の位置で異なるでしょう。　趣味を仕事にするのは凄く難しい問題ですね。