ひじっきーのブログ一覧

昨日朝一のニュースでエディ・ヴァン・ヘイレンの訃報に余りにもショックで。泣くのを堪えながら朝まで仕事してました。



僕が彼に影響を受けてハードロックを始めたのは以前から何度も言ってますがそんなエディが闘病してたとはいえ余りにも早過ぎる死になかなか受け入れられなくて。



せめて一度ライブ観たかった。



僕が語らなくても彼の功績はギタリストの歴史に於いて屈指でしょう。テクニックや作曲面でだけでなく音や機材面の影響力も圧倒的でした。



ハイゲインと言えばブラウンサウンド。彼の音を理想にいくつアンプが生まれたか…5150は未だにメタルで主流。他ジャンルのギタリストでさえ彼の影響を受けた方は多いと思うし。



ストラト＋ハム+フロイドという今は定番のコンポーネントギターを流行らせたのも彼でしたね。テクニック至上主義の流れのきっかけだったのもそう。ハイゲインサウンドにフランジャーやフェイザーを掛けて歪んでるのにクリアなサウンドも先駆けでしたね。



思えば高校生の頃初めてバンドを組んだ時にベースの子に勧められて聴いたのが初めてでした。僕は全然知識もなく何となくTSUTAYAでベスト盤借りてきてAin't talk about loveに衝撃を受け、そのプレイと音の格好良さに感動してハードロックをやろう！って思ったんですよね。



死ぬほど練習したんですがどうやっても彼のように弾けなくて。そりゃそうですよね（笑）彼の音って彼の手から出てる物ですから。表立ったテクニックばかり言われますがめちゃくちゃピッキングコントロールで音を作るのに優れたギタリストだったんです。



それに気付くのに10年近く掛かりましたwとあるギタリストの逸話で楽屋でエディが練習用のトランジスタアンプで弾いててもブラウンサウンドだった！という話。上手い人は何弾いても自分の音を出せると理解するまでにひたすら真似する事に必死だった。



理解したらもうコピーはやめましたね（笑）そんな次元にいる人じゃないんだ、と。



20年近く前ネットもそんなに普及してなく手探りで何もかもやらなければならなかった頃でしたのでTVやラジオや雑誌だけが情報源の中自分の中で本当に1番のギターヒーローだった。何万回聴いただろう。



ごちゃごちゃ屁理屈なんて要らない。本当にただただカッコよかった。



メンバーが変わろうと新譜が出る度楽しみにしてますがそれはもう叶わないんですね…本当に生で聴きたかった。



よく勘違いされるのでこれもずっと言ってますが僕自身は根っからのハードロック畑のギタリストです。ここ10年以上はメタルをメインでやってますが（笑）でも芯の部分はずっと変わらずにその精神でやってますし生涯ハードロックはやって行こうと思ってます。



自分個人の作品でも出していければな、とずっと考えてましたし。ボカロとかも本当にメタルにしろハードロックにしろちゃんとしたのないし。本当にハードロックって呼べる作品自分が知る限りないですよ。



今の日本のメジャーシーンもハードロックと呼べる物すらなくなってしまったので自分に出来るのは少しでも先人達が遺した音楽を自分の形で絶やさない事ですね。自分にはあんな影響力もセンスもテクニックもないですが。ハードロックは特に作るのが難しい、、、



需要がメタル程ないですしハードロックとメタルどう違うの？みたいな感じで音楽性の区別がぱっと付かない人が一般層多いですよね。ルーツは一緒だけど根っこの部分が全然違うから音楽性もサウンドもまるで違うんですが。ハードロックは根底にブルースがあるしいなたさや泥臭さがある。



奥が深過ぎて本当に難しいジャンルだと思います。掘れば必ず最後にブルースにぶつかりますからね。



だからそういうののきっかけだったんですよ。憧れとかリスペクトとかそんな次元じゃないんです。彼が存在しなければハードロックをやる事も未だにギターや作曲やエンジニアリングをする事すらなかったんです。



今もまだ感情がごちゃごちゃで全く整理が出来てませんが。




エドワード・ヴァン・ヘイレンにご冥福を心よりお祈りします。