フィリピンの鬼渋滞の主原因

日本で生活していると渋滞でメッチャ頭にくる事はそうそうありませんよね？
例えば普段5分でつく場所なのに20分かかるとか。
フィリピンの都市部周辺はとにかく渋滞がひどいのです。
日本人が運転すると何かとストレスが溜まりやすいと思います。
その原因はいくつかあるんですが…

まず「ジプニー」という乗り物。
超低運賃の庶民の足、こいつです。



フィリピン国民の代表的な交通手段なのですが、それが渋滞の最大の原因なんです。
なぜなら何時如何なる時でも停まりまくる！
停留所がないので、片側数車線の広い幹線道路のどの車線でも、客の乗り降りや空席を埋める為に停まります。
交差点のど真ん中でも降車客の為に停車します。
超迷惑、フィリピン政府も「停留所」作れっちゅうねん！

もう一つは「トライシクル」です。
トライシクルとはサイドカー付きのバイクです。
これがまたマナーが悪いのなんの…
車線逆走は当たり前で過積載（175㏄程度のバイクのサイドカーに3人、運転手の後ろに2人）のためトロトロ運転、これまたどこでも乗降…



これらは庶民の重要な足（激安なので）となっているのは理解できますが、ある程度の規制を掛けないと慢性的な渋滞を改善できないことを政府が理解できないようでは万年解消できないでしょうね。
渋滞緩和策としてナンバーの末尾の数字によってマニラ首都圏への侵入を制限していますが、そういうことじゃないんですよね。
こういうところに発展途上国の限界を感じます。