一番好きな映画ってなに??
たまに聞かれる質問です。
勿論、各ジャンル別にあるのですが、僕はこう答える事にしてます。
そうだね。
「世界最速のインディアン」かな。
興行的には成功ではなかったし、ご存知の方も少ないでしょう。
物語は実在の人物、1000cc以下の世界最速記録保持者、
バート・マンロー氏の実話に基づいています。
主人公はニュージーランドに住む、63歳のバイク乗り。
21歳の時に手に入れ、40年以上も試行錯誤しながらスープアップを
繰り返してきた愛車「1920年型 インディアン・スカウト」。
自分の手で作り上げた愛車のパフォーマンスを確認したいと夢み、
ついにはアメリカのユタ州、ソルトレイクシティで行われる
ボンネビル スピードウイークに出場し、世界最速に挑戦します。
「夢を追わない人間は野菜と同じだ」
「なんであれに乗るのかって? いい質問だ。
乗ることに意味がある」
など名言も多いのですが、
「リスクを恐れてはいかん。それが人生の
スパイスとなる。それが”生きる”ということだ」
「こういうマシンで走ることは、5分が一生に勝る。
一生より充実した5分間だ」
という言葉には泣きました。
表現ではなく、
上映中僕は何度号泣したか、自分でもよくわからんのです(笑)。
音速に挑み続けたチャック・イエーガー氏とともに
このバート・マンロー氏は、僕が心から敬服する人物なのです。
さて、僕の新しい鉄馬、モトグッツィV35は
一つの懸案を抱えています。
基本的には快調なのですが、エンジンが温まると3000rpm以下で
方肺状態のようになり、ボコついて全くフケなくなるのです。

※左バンク側
※右バンク側
色々調べてみると、これはモトグッツィのV35(イモラを含む)
ではメジャーなトラブルのようで、
皆さんは、既に絶版となったイグニションコイルを
色んな方法で代用品に交換し、なんとか乗り越えているようですね。
でも僕のV35は最初期型で、後のイモラと違ってポイント式
でもなく、具体的なデータがありません。
今日は雨の中、高速を飛ばして川西市の
小林モータースさん
にお邪魔して来ました。
天気予報を信じたばっかりに、カッパも持たずに走り出して
結局、土砂降りに会うおバカな僕。
でも夏の雨に打たれるのは結構気持ちいいんだよね〜!
旧車の整備や修理で有名な小林モータースさんにおいて
僕のV35の現状をチェック頂き、問題箇所を絞り込んで行った結果、
やはり点火系が一番怪しいとのこと。
前述のようにV35のイグニションコイルは絶版なので、
小林モータースさんにお預けして対処頂くことになりました。
小林さん、僕のカワイイV35をよろしくお願いします!
実は冒頭で、昔見た「世界最速のインディアン」の話に
触れたのは、小林モータースさんの店内を見ていて
ふとバート・マンロー氏のことを思い出したからなのです。
時が止まったような店内は、まさしくマンロー氏の小屋のよう。
小林さんも永年一途に整備に取り組んで来られた方で、
共感、尊敬できる方でした。
モトグッツィについては、今回のようなトラブルを直せずに
永年ガレージに寝かしていて転売されるケースも多いとのこと。
縁とF105Lさんのご好意によって
ウチにやってきたモトグッツィV35。
これからも色々とあるとは思いますが、こつこつと克服して
ともに全開で楽しめるよう育てて行こうと思っています。
そうそう。ブログのタイトル
「Offering to the God of speed」とは、
「スピードの神様への捧げもの」という意味。
映画の中ではマンロー氏が作成し、壊してきたパーツの数々の
ことでしたが、僕にとっての「スピードの神様への捧げもの」とは
なんでしょうか(笑)。
それは・・・・いやここではヤメときましょう(笑)。
暑い日が続きますが、皆さんもお元気で!
またお会いしましょう。
それではまた!!
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Motorcycle | 日記
Posted at
2013/07/15 20:48:41