
ロドスタ=スポーツサンダル論
ロードスターは速いか?と聞かれれば、速くはない。
並みいるピュアスポーツ/GTカーと比べるなら、絶対性能では話にならない。
グリップも、剛性も、パワーも、全部向こうが上。
これはもう前提として認めたうえでの話になる。
ただ、そもそもロードスターは競技用スパイクじゃない。
スポーツサンダルなんだと思う。
この考えに至ったのは、むしろスパイク側を履いてきたからでもある。
速いクルマは確かに楽しい。
限界は高いし、攻めれば応えてくる。
でもその楽しさに入るまでのコストが、だんだん重く感じるようになった。
・タイヤを温める。
・速度域を上げる。
・場所を選ぶ。
・壊さないように神経を使う。
・ミスすれば金額もリスクも跳ね上がる。
・高性能を維持するためのコストもいちいち高額。
・高荷重を想定して固めた脚やボディの日常の低速域でのふるまい
・その高性能高コストを世間の歩幅にあわせて、ただただ消耗させることのストレス。
本気でスポーツに取り組む楽しさはある。
でもそれは、常に構えていないと成立しない楽しさでもある。
思いつきでちょっと外に出て、少し体を動かす。
本格的になるほどに、そういう遊び方とは乖離してしまう。
ジャリボーイがつっかけばきで家を飛び出し、野原や校庭を駆け回る。
ロードスターが体現しているのはまさにあの楽しさだ。
速く走るためじゃない。 でも走ること自体が楽しい。
思いつきで始まって、満足したらやめる。
それでもちゃんと楽しい。
ロードスターは、まさにその感覚に近い。
絶対性能は高くない。でもプレジャーの引き出しコストが異常に安い。
・オープンエアの非日常性も込みで、低い速度域でも楽しい
・タイヤに依存しすぎない
・劣化することのない「軽量」というパフォーマンスの源泉
・軽量由来でのタイヤ・パッドの消耗抑制
・維持費も軽い
鍵を回して、少し走る。 それだけで成立する。
スパイクは確かに速い。 でも常にそれを履いている必要はない。
というより、向かない路面/場面さえ世の中には多く存在する。
むしろ、気軽に履けるスポーツサンダルのほうが出番は増える。
絶対性能では劣る。 それは当たり前。
メーカー自身もコスト込みで織り込み済みだ。
でも、付き合いやすさと楽しさの総量では、決してスパイクにも負けていない。
これまで乗り継いだポルシェ911やFD3S、S13と比べても、 C/P(コスト・プレジャー)ではまったく遜色ないのは確実だ。
だからロードスターはスポーツサンダル。
踵にストラップくらい、ついてはいるヤツw
速さのための道具ではなく、 遊びを始めるための道具。
ちょっとコンビニまで…でさえ遊びになる。
キーまわして、クラッチ踏み込んで、 ギアをローに入れる。
それだけで、もうニヤついてしまうのであるw
Posted at 2026/04/14 09:27:39 | |
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