
最近のお気に入りのページ(英語)で、車を色々測定したり
日本人的発想とは若干異なるチューンをしたりする
ページ。
この中で、純正インテーク(通称蝦夷鹿のち○ぽ)、純正エアクリーナーやインテークチャンバーなどの負圧を測定して、ロスの見積もりをしている
ページがある。
比較的簡単な測定法でここまでロスを見積もったページは他に見たことがない。素晴らしいの一言に尽きる。でっかいインテークチャンバーなどを入れる前にエアクリボックスを何とかすべき事、エアフロメーターはソコソコ(それなり)の抵抗でしかないこと、外付けエアクリの効果などを数値的に評価している。圧倒的に純正エアクリボックス(クリーナーにあらず)の抵抗が大きい。確かに円形管から来た空気を四角い箱に入れて、流れを上向きにしてクリーナーに通して、また水平に戻してエアフローメーターにぶち込むのだから結構なロスになるはずだ。四角い箱はかなりの空気抵抗を生むらしく、集塵機関連のページでも頻繁に語られている。
ちなみに私のロドはHKSのパワーフローが入っており、塩ビ配管で延長して冷たい空気を吸うようにしてある。また、ISVが固着しており、エアコン対策用にアイドリング回転数が高めになるようバイパスを開いている。エアコンオフ時のアイドルは1050rpm程度です。
今回は、各部の負圧を測定する前に、インマニの負圧を測定してみた。測定器はヤフオクった圧力計で圧力表示は陽圧側がPSI、負圧側がin.Hg(水銀柱高さのインチ版)と、日本人には理解しにくいパーツである。今後負圧測定にはピトー管でも使用したU字マノメーターを併用するので、cmH2O(水柱高さをcmで表現)で記述したいと思う。接続が合わなかったのでホットボンドでプラスチック管をしっかりとくっつけて、金魚ホースに接続しました。
ちなみに単位換算は
1in.Hg = 0.4912PSI = 34.53cmH2O = 0.0344kgw/cm2 = 3386Pa
である。
でもって、測定された負圧(エアコンオフ)は
アイドル時:18in.Hg = 620cmH2O
20km/h位で3速でフルスロットル:0.7in.Hg = 24cmH2O
2速6000rpm維持(上記ウェブと同条件):18in.Hg = 620cmH2O
エンジンブレーキ時:21in.H2O = 730 cmH2O
となりました。フルスロットルになった瞬間にほぼゼロ負圧になっているので上々の出来かと思います。回転数に関わらず、スロットル開度一定で回転数も一定だと大体アイドリングと同じくらいに落ち着くようです。加速中は一旦ゼロ付近にまで上昇した後、すぐに10inHg=350cmH2O位に下がり、徐々に下がり続けていきます。
なんだか楽しいぞ。バキュームゲージは非常に敏感に動くメーターだとは聞いていたが、非常に激しい!楽しいです。ロムチューンなどには役立ちそうですな。
ブログ一覧 |
ロードスター | クルマ
Posted at
2009/06/25 22:14:42