
NAロードスターに無く(NBも?)、最近の車に必ず付いているものとして、エアディフレクター(会社によってはエアスパッツと呼んだりエアストレーキと呼んだりするが、英語のページではAir Deflectorが主流の模様)がある。
うちのエイトにも当然付いているし、プリウスにもポルシェにも付いている。よく言われているように、大きな空気抵抗を生むタイヤに当たる気流を制御して、全面下部の静圧を下げてリフトを抑制しつつ、Cd値も向上(減らす)させるらしいものである。
ウェブを徘徊していたら、アテンザの馬蹄型エアディフレクターの解説(
マツダ技報)を見つけた。写真はその文献の図15である。
よくあるエアディフレクターは進行方向に垂直に切り立った長方形の板である。大概軟らかめな樹脂等で作られており、地面に擦っても壊れないような作りになっているが、高速走行時にはある程度歪んでいるのであろう。それでも結構な面積なので、ディフレクター自体が大きな空気抵抗になりそうである。実際
Autospeedページでは、ボルボの論文を解説している。取り付け位置が重要である模様。
マツダもこの辺に着目しているようで、馬蹄型にすることでCd値悪化を避け、かつ巻き込んだ風をうまく整流することでブレーキ冷却性能も向上させている!すばらしい!
メルセデスベンツSLRマクラーレンにも採用されているようだ。マクラーレンはマツダと同じ、板っぺらを曲げたものなのか、箱型なのかよくわからない。ちなみにこのアンダートレイ形状、私のロドそっくりです。
近々この形状のエアディフレクターを試してみます。現状は長方形のディフレクターが付けてあり、結構大きな効果を実感しているが、抵抗も増しているような気がしていたところである。
Posted at 2011/01/14 23:46:35 | |
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