
ちょっと時間が経ってしまったが(11/7)、RX-8の有名な走行会であるエイトリアンカップ@袖ヶ浦に初出場してみました。もちろんカミさん所有のH18年型6ATです。完全ノーマルで、タイヤまで新車のままの16inch225のRE040。社外品はそれこそエンジンオイルくらいの、超純正仕様です。4月に雨の本庄を走らせたこともあるが、そのときはチューンしたロードスターと同程度(友人Sには勝った)が、ABSの恩恵で走れただけな感じだったので、ドライで大きなサーキットは初です。
出場クラスはATクラス(!)。出場台数は3台で、どうせ大したヤツはいないだろうとタカをくくっていたのですが、大間違え!1台は245のR1Rとか履いてるフルエアロ仕様、もう一台も足回り・デフ・シートくらいは手を入れている完成されたライトチューンって雰囲気でした。
しかも袖ヶ浦は当然初走行。直前にREVSPEED付属DVDを見まくってラインやブレーキタイミング、ギアなどを頭に叩き込んでの出場です。
まずはコースインプレ。距離は1周2.4kmで、筑波2000の2割増し。タイムもうわさでは筑波2000の+15秒だとか。道幅は十分に広い。レイアウトは印象としては筑波1000をでっかくしたような、またはかつての那須の道幅を広げたみたいなイメージ。筑波1000に似ている印象を持った理由としては、曲がりながらのブレーキが多いこと、惰性(っつーかハーフスロットル)で曲がる、曲率がだんだん小さくなるコーナーがあることだろう。那須っぽさは、多分森林が多いことと1コーナーあたりのレイアウトだろう。結構一癖あるコースである。高低差もそこそこあってブラインドコーナーになっていたりする。
安全面は、未完成なのか、手を抜いたのか微妙であるが、結構よろしくない。一番コースアウトする確率が高そうな1コーナーの出口は、なんと土嚢+砂利。砂利に嵌ったら、4駆でも無い限りまず抜け出せないであろう。私もコースアウトして完璧に嵌り、赤旗後引っ張り出されました。当然泥や砂利を撒き散らせながら。皆さんごめんなさい。
さらに1コーナーと最終コーナーでは晴れているのに川が流れている!昼に近づくにつれて乾いてきたからいいものの、あれはちょっとひどいです。私がコースアウトした理由とは関係ないですが。
30分x2ヒートの走行会で、まずは1ヒート目。お勉強の甲斐もあってコースはイメージと大体同じ。パドルシフト6ATは、普段から使っていることもあり、あまり違和感も無く使いやすい。シフトアップはMTよりもすばやく、かえって速いかも。シフトダウンはシフトショックがあるので旋回ブレーキ中などはちょっと怖さもあるが、意外とやれます。街乗り・高速・峠では私的に大絶賛の高いボディ剛性と、路面を捉える素晴らしい純正足回りであったが、やはりサーキットでは足は全然だめでした。ハーフスロットルで回るようなダラダラコーナーではとんでもなくロール(写真のとおり)して、常時底付き状態。そりゃ限界も低くなります。今調べたら、純正のバネ定数はF2.8/R2.0kg/mmらしい。そりゃ低すぎです。私のロドはF12/R10kg/mmだから、全然違いすぎ。RX-8の純正サスの構造はよく知らないが、底付きというよりバンプタッチした状態でゴムで支えられてのコーナーリングだったようです。更にAT車はオープンデフらしいので、全然トラクションが掛かりません。なのでタイムは相当不利だな。
しかもATクラスのR1R履いている方のひとは、結構速いわ。とても勝てそうに無い。
1ヒート目は上記コースアウトで赤旗終了(ほんとスミマセン)。それまでも最終でケツがコースオフしたりと暴れてました。カミさんはエイトちゃんが壊れないかと心配だった模様。私もぶつけない様には最大限心がけたつもりです。タイムは1分30秒をギリギリ切ったくらい(ベストの記録しか手元に残ってないので詳細不明)。すげー遅い。でもクラス2位。あーよかった。
上位クラス走行中に、泥を流しながら(汗)Sと妻とで反省会。結果バネ定数の小さい車に対応した走りになっていないという結論。バネの伸縮速度はバネ定数のルートに比例するから、私のロードスターのバネ定数の約1/4であるエイトの場合、伸縮速度はロドの約1/2になるというシンプルな結論である。つまり、コーナー進入でのフルブレーキ→ブレーキ抜き→ステアの動作を、2倍の時間を掛けてゆっくり、感覚的にはブレーキ後一息入れてステアリングするよう心がけた。最近はカートなどガチガチの車ばかりでサーキットを走っていた悪い癖を直すことが必要だ。ノーマル的乗り方をすっかり忘れてました。どおりで底付きアンダーが出るわけだ。
反省を生かし、2ヒート目は丁寧な、ゆっくりした動作を心がけた走ったところ、タイムはぐんぐん伸びてきた。コースアウトは絶対に嫌なので、一回1コーナーでスピンしたときも下手にカウンターを当てずくるっとスピンしたら、ちゃんとコースにとどまることが出来た。このコースでコースアウトは命取りです。外から見ていたカミさんいわく、「すごく自然になった」とのこと。要はおっかないロールが減ったようだ。その結果2秒ちょっと短縮して1分27秒086がベストでした。フルノーマルAT車としては、ぼちぼちなのかな?ATクラスでは2位(3台中)。2位というよりはケツから2番目って感じでしたが。
チューンの方向性もなんとなく見えてきました。
①足回り(バネ定数アップ&車高調?)
②デフ
③マフラー
④エアロ
③、④はカミさんの要望。私は興味ないが。
①だけでも2秒は行ける。もっと行けそうな気もする。
ファミリーカーなのでデフはちょっと考えよう。
初参加のエイトリアンカップという走行会は、素晴らしかったです。
仕切りもちゃんとしていて、表彰式も常連だけを相手するようなパターンじゃなく
皆で楽しもうというポリシーが感じられました。
幹事の方々、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
次回はカミさんが参加するかも、です。
その前に初心者向けサーキット走行を何度がさせなければ。
あと、カートも。
Posted at 2009/11/16 19:03:11 | |
トラックバック(0) |
RX-8 | クルマ