
うちのロドには
江口自動車オリジナルのフロントアンダーパネルおよび自作(余りを貰って自分でつけた)自称リアディフューザーが装備されている。フロントのみを取り付けたときには強烈なハンドルの重さがあった(=フロントダウンフォースが強い)のだが、リアディフューザーをつけてからは、高速道路や筑波のバックストレートにおいて、リヤダウンフォースが勝ってフロントが浮き気味である。高速コーナーではしっかり荷重を掛けないとアンダー傾向が強すぎる。それほどディフューザーは強力なダウンフォースを生むようである。お陰でせっかく棚ボタ調達し、トランクに穴を開けて取り付けたインプレッサWRC純正リアウイングが不要な状態である。
特にオープンで高速を走行すると、やや怖いほどハンドルが軽くなっており、最近の第一改善項目であった。製作途中のダウンフォース測定器のテストでも、明確な揚力が観測された。(キャリブレーションやノイズ対策をしていない頃のテストデータなのでここには公開しません。いずれちゃんとしたデータ公開予定。)
フロント車高を落として少しはバランスが取れてきたが、まだフロントが軽いし、なんか本末転倒な気がするので、フロント揚力を減らすパーツはないかと色々な車を眺めてきた。
最近の車は非常に空力に凝っている。特に床下周りは、この数年間で非常に大きな進歩を遂げているようだ。近年明確に空力を意識している車種は、私が見たところ、以下の3系統のようだ。
①ハイブリッド車
空力と言ってもドラッグを減らすことに特に注意した車である。インサイトやプリウスの空力デザインは実に感心するのだ。フラットフロア化し、タイヤに空気を当てない小物が床下に配置され、ボディ全体は、乱流を発生させずにスムーズに流し、車体後部ではずばっとボディから空気を離す設計がなされているのだ。なのでCd値はプリウスとインサイトが乗用車のトップクラスに君臨しているのである。
②ミニバン
軽はコストの問題からか、あまり凝ったことはしていないが、高級ミニバンは結構凝ったエアロパーツが純正で装備されている。ただでさえ投影面積がでかい上、リアが直角に近い形状をしているのでドラッグは非常にでかい。また高級ミニバンの人達は高速(直線)性能が大事らしいので(高速でエルグランドに煽られたら譲ってしまうくらい直線は速い)、高速での安定性は安全性に直結するはずである。ただでさえ重心の高い車なので、ちょっとしたダウンフォースと整流性があれば、横風などにも強くなると思われる。注目ポイントはタイヤへの空気の当たり方、(多分)床下の平坦性、リアの空気の切り離し方、フロントの空気の切り方などであろう。
③高級車
BMWの大きいやつやベンツ、日本勢ではフーガやレクサス勢(他にも一杯あるが省略)がこれに相当する。M7やM3は、物凄く走りを重視した車であるが、リアウイングを持たない。似合わないという大きな理由以外に、必要ないというのが本当のところらしい。床面フルフラット化とディフューザーの効果であろう。ベンツの一部車種は、マフラーまで底面をフラット化しているらしい。
これらを踏まえて、100均で買ってきた衝撃防止クッション(駐車場とかに使う衝撃吸収スポンジ)をロドに取り付けてみました。モデルは我が家の2号機RX-8ちゃんを見本にしました(写真:実は我が家のRX-8初登場が下回り!カミさんが「人のパンツを覗くような写真を撮るな!とお怒りです)。ベロみたいなヤツがそれです。これによりタイヤに当たる空気の流れをそらして、タイヤ前面の陽圧化しないようにしていると思われます。様々な車種を覗き見ましたが、形状、大きさは結構適当でよさそうです。100均スポンジは、野外用になっているだけあり、それなりに耐候性・接着力はありそうです。今日現在(3日経過)なんともなってないです。
高速道路でテストしたところ、ハンドルがしっかりと重くなった。一般道でもなんとなく思い感じがする(これはブラシーボの域を出ないかも)。肝心の取り付け後の写真を撮り忘れたので後日公開します。
これは良い!
Posted at 2009/09/24 21:18:13 | |
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