2013年07月24日
頼りになる警察
昨日の朝9時頃に電話が鳴り、出てみと、凄みのある声で、
「社長はおられますか」
「はい、私ですが」
「右翼団体で北方領土返還などの活動をやっております」
「はぁ・・・そうですか・・・・・。」
「そこで頼みがあるんだけど、協力をしてもらえんかな」
「どんな協力でしょうか」
「まあ、わしらの活動の報告やらを書いた本を買ってもらえばいいんですよ。今日送るから、着いたら振込先に6万円を振り込んでもらえばいいんですよ」
「えっ?6万円ですか?高いですね。そんなお金はなかなか出せませんよ。」
「いやいや、すぐにとは言わんから、本を読んでもらってからでも構わんから、振り込んで下さい」
「いやぁー・・・・それは・・・・・。」
「まあ、送るから。そちらの住所は大阪市浪速区○○西○丁目○の○でしょう?。そこへすぐに送っておくから」
「いやぁー・・・・送ってもらっても払えるかどうか分かりませんよ」
「これ1回きりだから。名刺も入れておくから、何かがあったらこの名刺を出せば黙るから。役に立つと思いますよ」
「はぁ・・・・困りましたね。しゃぁーないですね・・・。」
これが思い出したやり取りです。
困ったなと思いながら、お客様との打ち合わせに出かけましたが、なかなか頭から離れません。
打ち合わせが終わってふと思いつき、「そうか、警察に相談してみよう。なんとかなるかも知れん」と思い、警察に相談に来ました。
今朝の電話のやり取りの内容や、今までに私が経験した建設業界での恐喝まがいの金のやり取りなどの話をしたところ、応対をして頂いた刑事の方々も真剣に話を聞いて下さり、「社長、今までの時代と今は違いまっせ。そんな話は断って下さい。それでもゴチャゴチャ言うたらすぐに連絡を下さい。ちゃんと話をしますから。」との心強いアドバイスを頂きました。
そして事務所へ帰って仕事をしていたら電話が鳴り、出てみると先ほどの警察の別の刑事さんからで「先ほどの席には居なかったんですが、話を聞いてみると私が5年前に摘発した事件と良く似てるんでアドバイスをしてあげようと思いまして、今からそちらへお伺いしますわ」とのことで、すぐに来られました。
そして今後のモノの言い方とか、対処に仕方を話されて、非常に心強く思い、ホッと一安心しました。
そして、今日、その本が届きました。
早速、昨日の刑事さんに電話をかけ、送られて来た住所と団体名を告げたところ「ああ、一応、本物の右翼ですが、昨日行った通りのような内容で電話をかけて断って下さい。それで引き下がれば儲けもんですから。」
それからすぐに電話をかけました。
昨日の電話の主と同じような声の男性が出て来たので、「昨日、あの後、警察に相談したら、受け取らないようにと言われましたので送り返しますわ。
「ああ、そうですか。送り返してもらったら結構ですから」
と、あっさりとしてました。
早速、開封もせずに袋に入れて荷造りをして宅急便で返送をしました。
それが終わってしばらくしたら、刑事さん二人がうちの事務所に来てくれ「その後の電話で上手いこと行きましたか?心配になって来たんです」。
これには頭が下がりましたね。
思わず「まさかここまでしてもらえるとは思いませんでした。本当にありがとうございました」とお礼を言いました。
「まあ、これで何もないと思うけど、もし何かあったらすぐに電話を下さい。すぐに来ますから」との心強い言葉を頂きました。
今までは「警察なんて何も出来ひんくせに」と思ってましたが、今回の件でその考え方は改めることにしました。
ほんとに助かりました。
これで、今後何もなければ良いんですが・・・・・。
もし、ここまで仕返しに来たらもうひと頑張りしないといけませんが・・・・。
と、書いていたら、今、昨日と同じところからワン切り電話がありました。
当然、出ませんでしたが・・・・・。
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Posted at
2013/07/24 17:14:19
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