
やっと執筆できます。w
今日は先日行った、アルトくんのサス周り一式の変更について記事にしたいと思います。
買ったときから、スズキスポーツ製の足回りが入っていたアルトくん。
車高も低めで、なかなかかっこいいし、コースでスピード出しても、
結構粘って、楽しいし、それなりに気に入っていました。
けど…街乗りで乗り心地がすこぶる悪い!
ちょっとしたギャップも、ゴンゴン!と拾って突き上げます。
車のサスはあまり詳しくない私ですが、バイクの経験的には、
バネやダンパーが固くてはねているというよりは、
リアサスの1Gの時の伸び側ストローク、いわゆるサグが全然足りない印象です。
そんなとき、バイクだったら、ショックアブソーバの全長を高くして、
その分イニシャル(プリロード)を抜くんですが、
このスズスポのサスは、全長調整がないのでできない…
キャンバとかは調整できるのになぁ。
…というのは、この車を買った直後くらいに知っていたのですが、
じゃあ、全長調整あるやつに変えたらいいじゃないか、
ということで、調べてみたり、詳しい方に聞いてみたりしたら、
RGのストリートライドというシリーズをおすすめしてくれる
方が、数名いました。
確かに全長調整できるけど、キャンバー調整できないし、
でも、カスタムオーダーでキャンバ調整に対応できるとか?
でも、バネレートは基本2.2kgfm…ちょっと弱すぎない?
バネだけオーダーで変えられる?
変えたとしても、それで減衰は足りるのか?
んー!!わからん!!
ということで、アルト会のPOPヨシムラこと、ガレージれぽさんに丸投げして、良い設定をセレクトしてもらいました。
とどいたのは、こちら。
とりつけは、ついでにガタのあったタイロッド交換と、
JAWS山本自動車製の強化ブッシュも入れて、
アライメント調整もお願いするべく、アライメント浜松さんにお願いしました。
アライメント調整、つい数週間前にもやったんですけどね。
私の信念で、計測系の事象に関しては、金に糸目をつけない主義です。
強化ブッシュ導入の経緯は、最近リアが大きくストロークする場面で、
サスのストローク方向ではなく
ラテラル側に車体が寄れる動きを感じることがあったので、
こちらもれぽさんに相談して、強化ブッシュをいれることにしました。
色々作業をお願いしたので、アライメント浜松産には、ざっくりした要求資料を作成してお渡ししました。
ちなみに、ターボタイマの件は、後日ブツ不良であることが判明しました。
とりあえず故障箇所が断定できてよかった!
そして、作業をお願い。
結構いろいろ大変だったようで、3日程度作業していただきました。
例えば、左のリアダンパは、燃料タンクの縁を変形させないとつかなかったり、
いろんなボルトが錆びて固着していたり。
ブッシュのボルトは切断して外した様子。
ブッシュ自体も結構やられてました。
ちなみに、トレーリングアームのブッシュは3つありますが、一番後部のものは、
私のアルトくんは対応がないものだったらしく、残念ながら強化することができませんでした。
ほかにも、リアのバネ長が短すぎて、いっぱいに車高を上げても、15mm低くなってしまうことが判明するなど…
一筋縄では行きません。(たのんでよかった!)
でも、なんとか作業してもらい、受け取って自宅まで試乗しました。
うーん、低いぜ。
すると…なんか、たまにリア周りから「カコ!」とか「カコン☆」みたいな
音がするぞ!!
と思ったら、リアを持ち上げてみると、バネが遊んでいるじゃないですか…
これ以上は車高を下げないと、バネを抑えてあげられない…
というわけで、対策部品を準備します。
じゃーん
まな板です。
たまたま地元で帰ってさいによった、
東北の田舎のホームセンターで購入しました。
多分、30年近く売れていない製品で、包装も破れていたので、
格安で売ってもらいました。
これを取り外したスズスポ側のイニシャルアジャスタで
こうして、
ポンチを打ってこうして
こうして…
こうして…
つらい…
と思いながら作りました。w
小学校の頃の木工みたいですが、まぁ機能は大丈夫そうです。
取り付けには、バネを取り外す必要があるのですが、ついでなので、
バンプラバーを更に薄くして、ストロークを確保します。
取り付けました。
色々やったので、試し乗りです!
【メリット】
・ギャップの吸収性が明らかにいい。
→バネレートは上げたけど、伸び側のストロークが増えたのでそちらで
ギャップの吸収性が良くなった様子。
・高速で突っ込むコーナーでとにかく粘る!
→遠心力がかかるようなところで、「うねん!」と足が言っています。
【デメリット】
・通称:アルト鬼門ギャップは相変わらずショックが大きい。
むしろ悪化してるかも?腹に来る…
→ここだけバンプタッチしているかも。
・リアのサスの整備性が最悪。
ダンパー調整はタイヤを外さないとできない。
イニシャル調整も、バネを外さないとできません。
設計した人、何を思っているのか…
→とりあえず、コースサイドで足回りの変更ができるように、
電動のインパクトを手配しました。ヨシ!
・車高下がったから、サイレンサーを擦りそうで怖い。
→HKSくんが、いらないくらい大きくホーシングを避けている形状で、
前のサスでもよく擦っちゃうことがありました。

とりあえずは、吊りゴムを一つ上の穴にして様子見をします。
後日、恒久的な対策はすでに手配済みです。
と、いうわけで、概ね狙い通りの方向に変わったので、ヨシとしたいと思います。
お前 なんかだんだん男前になっていくな!
いいじゃん。