鹿之介のブログ一覧

昨日に引き続き『五山の送り火』でございます

今日は自宅の玄関に飾っている『町屋手拭』の五山の送り火バージョンです

ちなみに月替わりで『町屋手拭』を交換し、京都の季節の移ろいを家族と訪ねられるお客様に味わって頂いています
丹後に居ながらにして、どうやって京都の風情を醸し出すか考えながら一枚一枚購入致しました
時には季節に関係なく、その場の一目惚れで購入した手拭もありますが、それもまた一興というものです

仕事で疲れて帰ってきた時にこれを見ると故郷を思い出し心が和みます

手拭いについては『永楽屋　細辻伊兵衛商店』で紹介させて頂きますので、そちらをご覧下さい

今年のお盆は野暮用もあり京都の実家に帰れませんでした

そこで気分だけでも京都のお盆を味わおうと思い、親戚から頂いた京都の和菓子を『五山の送り火』と同じ配置にして撮影しました

五山の送り火は、お盆に迎えた精霊を再び冥府にお帰り頂くための宗教的な行事です
だから、送り火に向かって静かに手を合わせている人も時々拝見します

小生も京都にいた時は、送り火をよく見に行きました
でも当時はまだ宗教的な行事という事を知らなかったので、親戚の家で出される料理にばかり気が行っていました
ご先祖様もさぞや悲しかったでしょうね

さすが京都の和菓子屋さんですね
この時期ぴったりの和菓子です

小生、行った事はありませんが、お店はおすすめスポット『亀屋清永』にて紹介させて頂きます

京都は７月の１ヶ月間は祇園祭の期間になります
地方の方はご存じないかと思いますが、祇園祭は１ヶ月間の祭りで３日間の宵夜と山鉾巡行は祭りの一部なんですよ

子供の頃は毎年祭に出かけ、各鉾のスタンプを押して回ったり（小生のご朱印集めの趣味はここがルーツなのかも知れませんね）、山鉾でお囃子をやっている友達（基本的にお囃子は鉾町に住んでいるか、世話役の紹介がなければできません）の山鉾に遊びに行ったりしていました
毎年祇園祭の粽（この粽は食べられませんこれもご存じない地方の方は多いですね）を買っていたのですが、今は京都市内に住んでいないので親戚から送ってもらいます

写真は『役行者山』（えんのぎょうじゃやま）の粽です。
ちなみに各山鉾の粽はそれぞれデザインが異なりますのでお気に入りの粽を見つけるのもひとつの楽しみですね


P1000694 posted by (C)鹿之介

▽うんちく

繊細な細工金物を持つ修験道をテーマにした曳山。祇園祭が八坂神社のお祭りの関係上祭りの清祓には八坂神社の神官を招くのが通常だが、役行者山はそれを行わず修験道の大本山の聖護院から山伏が参詣し護摩供養を行うという古式を貫いている。

小生も京都にいませんが、せめて気分だけでもという事で…


P1000699 posted by (C)鹿之介

その昔、1996年に小生が山鉾巡行で『南観音山』（みなみかんのんやま）の曳き手をさせて頂いた時のものです
写真中央の笠を被っていないのが小生ですよ


img002 - コピー posted by (C)鹿之介

曳き手はボランティアの方がされますが、人気が高く選ばれるのも難しいみたいです。しかし何故か小生は鉾町の知り合いの方に誘われて、面接も何もなくさせて頂きました
この時は俳優の『平幹二朗』さんがドラマの撮影のため、小生の曳いた『南観音山』の曳き手の先頭に世話役の役柄で歩かれました
ものすごく背が高かったのを覚えています

また休みが合えば行ってみたいな～