流石にアニメ関連雑誌以外で
澪オンリーはないだろ・・・jk
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ちょwwwマジ載っとるwwwwww

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イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
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【真説空想少女学論考】
本連載では物語の現場で日々生み出される空想の少女達を読み解いて彼女達がその身で
伝えようとしている新しいフィクションの可能性と、時代の意識とを浮き彫りにしていこう。
第1回は昨年最も人気を博した空想少女である「けいおん!」の秋山澪を取り上げる。
「けいおん!」は昨年最もヒットしたオタク系コンテンツの一つだ。
劇中で登場した楽器が飛ぶように売れてフェンダー公式ブログでも応援メッセージが掲載されたり
キャラが歌うCDがオリコンで1位を獲得したとか、続編の制作が発表されたとか、要するに
セールスの成功振りが良く話題になっている。
逆にいえば、
つまり中身については満足に論じられていない。
「あずまんが大王」『ひだまりスケッチ』『らき☆すた』などの系譜に連なった「空気系」の作品などと
呼ばれて要するにストーリーが起伏に乏しく、登場人物の葛藤や成長、軋轢などが目立って
描かれないとされ、批評的な文脈からも、作品に対する突っ込んだ論考は書かれていない。
しかし本当にこの作品の内容には何も見るべきものが無かったのだろうか?
主人公の平沢唯は
「何かしなくちゃいけないような気がするんだけど一体何をすればいいんだろう?」
と自問自答する。このモノローグは重要だ。
開始されたアニメ作品に葛藤や成長といった物語が鍛えられないという事実を、主人公自身が
自己普及的に語っているのだ。
これがうがった見方でないことは続きを見ればわかる。
唯が軽音部への加入で着実に変化していけば少女の自己表現と言う物語が感じられるが、
なぜか唯は追試を受けたり海水浴に行ったりし始めて、作品は成長物語として展開しない。
そうしているうちに、ベース担当の秋山澪が「昔の軽音部の優れた演奏のテープ」を発見して、
学園祭でのライブや「武道館」などという夢を思い描く。
つまり唯が作品の序盤で物語の牽引役から退いてしまうため
「唯の成長」という物語はあからさまにペンティングされ
結末は明確に遠ざけられてしまうのだ。
澪といえば、作品中最も人気があるキャラだ。
長髪、巨乳、レフトバンドのベージスト、周囲への突っ込み役、しかし内気で怖がり
このキャラ設定はオタク視聴者の嗜好を押さえていると言ってもいい。
彼女が人気を博するのは内向的で成長と言う主題に思い悩む姿が視聴者にとって感情移入
しやすいからに違いない
ところが彼女もまた成長を安易に描いてもらえない。結局は唯たちと同じで海水浴で楽しんで
しまうなど
「成長物語は順調に進まない」
というエピソードが繰り返し描かれる。
最もわかりやすいのは学園祭のシーン。
ボーカルを担当した澪は好評を博し、恥ずかしがり屋を克服できそうになる。
ところがステージ上で転び、客席にパンツが丸見えになって余計に恥をかいてしまう。
ここまでくると確信犯といっていいだろう
感情移入しやすい澪をいったん成長に近づけて、ことごとく失敗させることで、この作品は安易な
成長物語が成立しないようにばかり筋を進める明確な意思を視聴者知らしめる。
そもそも単にキャラの日常を描きたいならば、第1話の唯の独白など不要なのだ。
つまりこの作品は、初めから一貫して「分かりやすい物語」が強制的にキャンセルされる世界で
どう成長すればいいのかということをテーマにしているのだ。
これは「嘘っぽい、物語のような物語」を排除したリアルな青春を見せるという生易しいもの
ではない。
むしろ「空気系」のアンチ物語性をことさら見せつけながら、なお物語りに生きる道を探ろうと
するものだ。
つまり「けいおん!」がキャラ人気を越えて好評を博したのは、物語を排除するようでありながら
根底ではむしろ人々が物語を生きることを肯定するに他ならない。
では
「けいおん!」は最終的にどうやって成長物語を描くのか。
全13話で2年間が描かれ、合宿や学園祭などのシーンが2回ずつある。これは日常が
繰り返されることの比喩ではない。
なぜなら唯は第1話と同じシチュエーションで床で滑っても尻もちをつかなくなるし、学園祭の
シーンでも人前で演奏することへの緊張感は失われるのだ
つまりこの作品はあえて訪れる2度目の季節に忍ばせた少しずづの変化に少女達の成長を
描くのだ。
新入生の梓は、かつて澪のように練習をしない先輩達を批判するが、それに対して澪は先輩
としてやさしく論せるようになっている。かつて物語のなさに苛立っていた澪のこの姿から、
視聴者は「けいおん!」の成長を受け取る。
澪が漠然と描いた武道館という大きな物語は「仲間と一緒にステージに立つ」に置き換え
られるが、しかし大望もまた日常の繰り返しを積み重ねることからしか到達できないと、
この作品は伝えている。
そのやり方は回りくどいようだが、大きな物語に満ちてない日々から、なお物語に近づこうと
する態度としてとても誠実で、優しさに満ちている。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ <んな事どこにも書いてねーよ
| ( ●)(●)
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | } ミ ピコッ
. ヽ } ミ /\ ,☆____
ヽ ノ \ \ / 肉 \
/ く \. /\/ ─ ─ \ <要約すると、唯にゃんが最高ってことですね
| `ー一⌒) / (●) (●) \
| i´ ̄ ̄ ̄ \ | (__人__) |
\_ ` ⌒´ /
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