NA6に乗っていた時にお世話になっていた最寄りのマツダに行って、遅ればせながらNDロードスターに試乗してきました。
最初からオープンで試乗したいため、幌の開閉レクチャーを受けます。
ビンディングがセンター1個になっていて感動。軽量化と操作時間の両方で合理的。
レバー解除すると左右の窓が80ミリぐらい下がる。おおー今風。気が利いてるなあ。
オープン時にもビンディングが効いて全開状態でカチャリと固定される。おそらく安全上の理由もあるだろうが、たぶんこの機巧を最低限の重量増に留めている筈。
NAでも運転席に座りながらの開閉は可能だったけどもっと楽。女性ドライバーがツーリング中の信号待ちで開閉出来る筈。ここまで手軽なら今後出るかもしれない電動オープンを選択する理由がますます無い。
シートを30ミリぐらい前に出す。ステアリングを10ミリぐらい下げる。
ただテレスコレバーのロックした位置の感触だけ分かりづらいのでもう少しロック感が欲しい。
ドラポジはNAよりしっくり。申し分なし。ステアリングがNAより気持ち手前だろうか?そしてステアリングの中心が10ミリぐらい下にオフセットしている?径小さめながら計器類見易い。φ345〜350ぐらい?
シフトノブとステアリングの形状とレザーの質感は完璧。ウッドが好きな人以外交換の必要なし。
(でもVスペ的なグレードも出るんでしょうけど)
水温計がデジタルながらアナログ目盛り入り数値表示。おおー。
ニュートラルから1速。5m走ればもうロードスター。
軽快。操作感が自然。気持ちいい。
1速から2速。1トン以下の車特有の加速の継ぎ目がちょっと繊細でさらにやる気が出る。
2速から3速。エンジンの音質がきれい。回さなければ静かで嬉しい。
ここでメーター内にシフトアップインジケーターがある事に気付く。
「2→3」は分かるけど、「4→6」はどういう意味だろう?
この後5速まで入れるがギア比(回転数)、音質、音量とも本当に自然。
できれば100キロ前後でのクルーズもしてみたい。自分は平均車速の高い北海道でもロードスターに乗っていたので小排気量で6速目の存在は本当に嬉しい。
ただシャシーのブルブル感はやっぱりロードスター。
Aピラーがさらに手前にきた事は、重量バランス改善と、タイトコーナーでの左右直近の視認性の両方に効いてるんだろうなあ。ただでさえドアミラーが真横なのにもっと後ろに来た笑。
今回は、以前のロードスターオーナーだからかセールスのやる気か、通常の試乗コースを外れて特別にかなり長めのルートで試乗させていただきました。気持ちの良い道路ばかり7〜8キロぐらい。
売れ筋カラーや納期について聞いてみると、セラミックの白と赤が売れていて、納車は1.5ヶ月待ちぐらいで生産が全然追いついていないというわけでもないみたい。
ワガママなユーザー達の声をよく聞いて、また開発陣自身がロードスターという車を厳しく見つめ直しているのが良く伝わってきて敬服します。今の基準、制約の中で最新の技術を駆使してロードスター史上最も小さいエンジンを載せ再び1トンを切るという理想的な進化。
ND以降は「最新のロードスターが最良のロードスター」のまま、次の25年があっという間に過ぎて50周年を迎えるでしょうね。
Posted at 2015/08/09 20:01:01 | |
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