
自宅の近くに、三軒茶屋という地名がある。
江戸時代には文字通り茶店が三軒並んでいて、東海道を行き交う人の情報交換の場になっていたようだ。
「この先の多摩川の橋が洪水で流されていたから、遠回りになるけど北から行ったほうがいいよ」なんてね。
この三軒の茶屋の機能をになうのが、現代のカーナビなのだ。ちょっとわかりにくい? イメージとしてはこんな感じだ。
事故渋滞にハマっているクルマから、「こっちは混んでいるから避けたほうがいい」という情報が発信される。
その情報をキャッチしたあなたのクルマは、空いているルートを選ぶ。
すると今度は、「こっちのルートが流れている」という情報をあなたのクルマが発信する。
そしてこの情報を、みんなが共有する。
つまり情報のギブ&テイクだ。
そう、クルマとクルマ、ドライバーとドライバーのコミュニケーションを図るということが、現代のカーナビに求められる機能なのだ。
従来のクルマの基本性能は、「走る」「曲がる」「止まる」だった。そしてこれからは、そこに「つながる」が加わるのだ。
Posted at 2009/07/10 12:17:50 | |
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