2012年から個人スポンサーとしてグッドスマイルレーシングに参加して3年、ようやくチャンピオン獲得をこの目で見ることができました。
ホント昨日は胃がキリキリするようなレースでした。
2位と9ポイント差の首位で迎えた第8戦もてぎ。
ライバル#11ゲイナーは昨年ももてぎを優勝し、コースレイアウト的にもコーナーの立ち上がりが速い(パワー差歴然の)SLSが圧倒的有利。
ゲイナーが優勝するとミクZ4は3位表彰台が絶対条件で、ポイントランキング首位なんだけどなんか追いつめられている状態でした。
予選3位でチャンピオンに向けて第一段階クリア。
前日の公式テストでまさかの15位と出遅れたミクZ4ですが、予選で何とか3位に食い込み決勝スタート。
序盤は2位をキープするも・・・
スタートドライバーの片岡課長がオープニングラップでプリウスをかわして2位に上がるも、1周0.5秒以上速いゲイナーSLSはどんどん逃げていきます。
もうこの序盤の時点で、何かアクシデントが無い限りゲイナーSLSの優勝が確定します。
伏兵アウディR8登場。
プリウスはプリウスでZ4より速く、速いけど抜けないもてぎでミクZ4後ろを突いてきます。しびれを切らしたプリウスはミクZ4より先にPITに入り、2位は安泰かと思ってたらもう1台の#10ゲイナーSLSにかわされて3位に。さらに突然変異で速くなったアウディR8にもパスされて4位となり、チャンピオン獲得がヤバくなってきます。
この(チャンピオン争いに関係ない)アウディが最後の最後までミクZ4を苦しめます。
谷口劇場開幕。
ここでミクZ4がPITインで谷口選手に交代。谷口劇場の始まりです。
まずはミクZ4のあとでPITインしたアウディを、タイヤの温まっていないアウトラップでかわして3位。しかしタイヤが温まると4位アウディが徐々に近づいてきます。
コーナーリングマシンと直線番長。
タイムはほぼ互角。コーナーが速く連続コーナーで逃げるZ4と、直線の速さを生かしバックストレートエンドで追いつめるアウディR8。
ワンミスで順位が入れ替わる1秒以内のバトルが20週近く続きます。
結局ファイナルラップの最終コーナーまでのバトルを制し、ミクZ4が3位表彰台でシリーズチャンピオン獲得!!
PITインで41秒かかったのですが、これが1秒遅れていたら4位でしたし、GT500の抜かれ方が悪いとタイムロス、GT500の車両を利用してのオーバーテイクで順位を落す可能性もありましたが、PITスタッフとドライバーの総合力で捥ぎ取った3位だったと思います。
さて、2014年スーパーGT300クラス シリーズチャンピオンへの軌跡を追ってみると、
第1戦 岡山
予選:2位
決勝:優勝

開幕戦は今年から別チームとなったStudie BMW(クマZ4)と接戦を制し、見事優勝。昨年無双だったチョイ濡れスリックは今年はダンロップが速いことが判明。
第2戦 富士
予選:9位
決勝:優勝

永遠のライバル、ゲイナーSLSとのバトル(片岡vsビルドハイム)やラストの大どんでん返しで開幕2連勝。
第3戦 オートポリス
予選15位
決勝:16位

関口ミサイル(weds sports RCF)をくらって早々に勝負権を失う。
第4戦 スポーツランドSUGO
予選:10位
決勝:15位

雨の中、タイヤ交換の作戦がすべて裏目に出て苦手SUGOの克服ならず。
第5戦 富士
予選:7位
決勝:4位

ここ2戦不甲斐ない我がチームにハッパかけに私が直接観戦。
台風の中4位入賞で久しぶりにポイントGET。
第6戦 鈴鹿1000Km
予選:17位
決勝:5位

昨年と同じ予選17位から5位入賞。車検も無事パス(笑)
BMW Z4勢が1-3-5位。
第7戦 タイ
予選:6位
決勝:3位

ラストでBMW同士のバトルを制し3位表彰台。
第8戦 もてぎ
予選:3位
決勝:3位
そして2011年から3年ぶりの王座奪還!!
今年はマシンの強さでいったら間違いなく#11ゲイナーSLSだったと思います。
でも「絶対に王座を奪取する!」という気持ちが相手より上回った結果が、3年ぶり2度目の女王戴冠となったんでしょう。
さて、今年はドライバーランキング以外にもスーパーGT、それ以外でもグッドスマイルレーシングとミクさん絡みでタイトルを取りました。
☆ベストメカニックZFアワード
スーパーGT参戦全チームより最も優れたメカニックに送られる賞です。
トムス(トヨタ)、ニスモ(日産)、無限(ホンダ)のワークス勢を押さえてこの受賞はすごく立派なことです。このあたりこのチームの強さの秘訣です。
☆レースクイーンコスチューム大賞

毎年 (*´д`*)ハァハァなコスチュームで楽しませてもらっています。
絶対領域は毎年標準装備♥
☆谷口選手がGR 86/BRZ Raceで年間チャンピオン獲得。
チャンピオンを取った時のマシンが、

このミク号。
あとはGSRメカニックの河野シュン君が
鈴鹿クラブマンレース super FJで年間チャンピオン獲得と
スーパーGTライセンス取得。
今年1年、グッドスマイルレーシングでたくさん楽しませてもらいました。
「初音ミク」というコンテンツがあってこそだとは思いますが、レース以外での各種イベント、ニコ生放送など、いままでレースに関心なかった人をレース界に引き込んだ功績はもっと称えられるべきと思います。
さて、今年の鈴鹿1000kmでちょうど初音ミクGTプロジェクト50戦目。
その時に安藝社長が「100戦目を目指して」と言っていたので来年も参戦してくれるでしょう。
まだまだ応援しますよ~(^-^)/
Posted at 2014/11/17 21:46:44 | |
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