
このシンセサイザーで、色々な音作りを学びましたねぇ。ていうか、音作りを習得するには、アナログ・シンセから入ったほうが絶対いいですよ。音の成り立ちが分かるから。
実際に音を聞きながら、ツマミをイジって音作りができますからねぇ。ボタンで1つ1つのパラメータを呼び出して、個々にセッティングしていく方式だと、勘所が掴みにくくスゴク時間がかかっちゃうし、今自分が何をしているのかわからなくなってきそうになりますもん(笑)
一番最初に、どうしてもやりたかったのは、
クラフトワークの「
Radioactivity」(放射能)という曲です。
この曲は、浪人中に予備校の友達が貸してくれたカセットを聴いて大変ショックを受けた曲で、一人の部屋で初めて聞いた時、「こりゃ、自分が一番聴いちゃいけない音楽を聴いてしまったかも…^^」と否定的な気分になりつつ、なぜか惹かれてしまった曲なんです(苦笑)
で、この曲を、音作りから演奏から録音まで全部、一人でやってみたかったんですね(笑) その頃はまだMTR(マルチ・トラック・レコーダー)を持っていなかったので、2台のカセットレコーダーに交互に録音(ある意味、ピンポン録音とも言える^^)して作りました^^ そうすると、最初はいいんですけど、だんだんピッチ(音程)がヘロヘロになってきて、しかもノイズ(雑音)が多くなってきて、そりゃもう大変な状態になってしまいます(爆)
でも、それが楽しかったんですよねぇ~♪ 最初の「ベンベンベンベン」というベースの音がだんだん大きくなってくるとことか(笑) 「フンワー~」という頼りないバッキングとか(笑) ラジオのチューニングの音やモール信号の音とか(笑) 退廃的なメロの音の繰り返しとか(笑) 単純な「ツンツン、チャー」というリズムとか(爆笑) そのテープ、倉庫かどこかの段ボールにでも入ってると思います(笑)
あーそうそう、そういえばこのMono/Poly、電源を入れたばかりの時はピッチも音色も安定してなくて、しばらく待っていないと使い物にならなくてね^^ 野球のピッチング練習みたいに、ある程度温まらないと使い物にならない機種だったんです。信じられない話ですが。
それに、しばらく使っていると、操作部の金属部分やKO RGの文字がある背面のあたりが、物凄い高温になって、熱くて触れないくらいになってました。目玉焼きが焼けるんじゃないかというウワサがあったくらいで…(爆)
Posted at 2009/07/31 22:37:24 | |
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