お元気様です(^^♪おはようございます(^^♪佐賀新聞有明抄 4月18日付です。 大河ドラマ「龍馬伝」の序盤の見どころは、ペリー提督率いる黒船の来襲に江戸の町がハチの巣をつついたような騒ぎになる場面だった。坂本龍馬も黒船の圧倒的な存在感に驚き、これからは「剣は役に立たない」ことを悟る◆さすがに世界を見据えた男だと感心したいが、佐賀の知識人はもっと早くから海外に目を向けていた。こう指摘するのは佐賀城本丸歴史館の副館長古川英文さん。黒船より半世紀も前に、佐賀藩出身の学者古賀精里(せいり)・侗庵(とうあん)親子はロシアの脅威への対処法を書いた論文を幕府に提出、開国を進言していた◆古川さんは以前、書道などの専門書籍を手がける出版社の編集者を務めていた。書を通して幕末・明治期の佐賀の偉人の業績を調べるうち、佐賀出身者が長州や薩摩に比べても、高いレベルの筆跡を残していることに気づいたという◆そうかなあ、と思う人は、県立美術館で今開催されている「新収蔵品展」で精里や侗庵の書を確認してもらいたい。なるほどと納得するだろう。多久の儒学者草場佩川(はいせん)や伊万里出身の製菓王森永太一郎の書もあり、かつて佐賀の文化水準が相当高かったことをうかがわせる◆こうした黄金期の佐賀の偉人たちを広く知ってもらおうと、県教委は5年計画で15人程度の「佐賀偉人伝」を出版する。事務局を担当するのは古川さん。大学教授らでつくる編集委員会で、佐賀の七賢人をベースに人選を進める。候補は50人ほどいて絞り込みが大変だという◆「単に今までの研究をまとめたものにはしたくない」と古川さん。「今の時代に生きる人に刺激を与えるような、新たな要素を盛り込みたい」と意欲を見せる。懐かしいだけに終わらない、未来の佐賀の活力となる本を期待したい。(園)佐賀の歴史研究が足りません、深く研究されている方も多いのですが、何故か、世に出てくるところまで、注目されていません。某が事務局長をしている会に、古川英文さんで、ご講演いただけないでしょうか!?今日もワクワクさまです (^^♪ありがとうございます♪♪