
2015 JOY耐
撮影するつもりで予定を入たのですが、急遽ヘルパーとして?とお誘いを受けましたので#51 マーズレーシングファクトリーさんでお世話になりました。

と言ってもですね。
ヘルパーって何やるの?と僕の担当は給油時の自走不可エリアの車両押しがメインでピットで駆け足で戻りピット作業補助を行いました。
この車両押しが大変でして、レース仕様のシビックEKと言えども重いです。もちろんガソリンの残り具合にもよります。動き出してしまえばある程度スピードは出ますが、カンカン照りの太陽により体力を奪われます。
私の他にもヘルパーさんが沢山いらっしゃいまして10人前後(ドライバーは含めない)のチームでした。
サインボードや作戦指揮、タイム計測、ピットイン時の補助、タイヤ運び、給油押しなど・・・
いいチームでしたので、サボる暇もなく写真を撮る暇も少なかったです。
さてでは少し予選、決勝と様子を書きます。
18日予選
JOY耐事態が初めてなので全体の様子などを確認、車両の写真NGポイントなども確認。
予選走行が始まるとポツポツと雨が降り出す。

幸い大雨にはならなかったが、小雨が降ったり止んだりドライバーは路面が濡れていなくてもフロントウィンドウに付く雨粒にストレスを感じていたようだ。

総合3位 クラス1位で予選終了。
残念ながらトラブルでC,Dドライバーの走行が出来なかったが、トラブルが発見できて良かったと思うしかない。

夕暮れ時にはダブルレインボーが出てきて明日への期待へ膨らむ。
19日決勝
朝から快晴に恵まれ昨日より厳しい一日がスタートしそうだ。

もてぎには6時に入り、2パッドックを確保。昨日はパドック券もっていなかったので警備員に堂々と見せてやった。
7時になるとチームの皆さんが次々とやってくる。

監督がチームのポロシャツを持ってきてくれたようで、皆さん同じシャツを着用してチーム一致団結!
カンタンな自己紹介をして決勝にグリッドへ移動するためにみんなしてマシンをピットからガソリンスタンドそして1コーナーまで押す。

グリッドへ着くとしばしポールポジションの雰囲気を味わいながらみんなで記念撮影

見慣れたカメラマンさんがいるなと思ったらルボーセフォーミュラのカメラマンさんが居まして少し雑談してたら、
なにやらドライバーさんがマシンのトラブルに気づいた用で作業していました。
そんなことをしている間にレース開始時刻に。
特に大きなトラブルも無くレースは進み、予定通りのタイミングで給油に入るようで、いよいよ出番。
手押し区間用のステイエリアがありそこでスタンバイ。連絡があり入ってくるもうすぐ予定・・・さっきまで空いていたガソリン待ちも他のチームが続々と入り渋滞に
#51が入ってくると、ガソリン札を受け取り自走可能場所まで走ってもらい 後は手押し、運転席を開けドライバーのために団扇で扇ぎ少しでも冷やす。
給油を終えると給油口やハッチの確認をしてマシンを送り出す。
そしてピットで戻り、作業の手伝い。

オイル補充や、タイヤ交換の作業手伝いをしてドライバーがピットアウトして行ったときには「
頑張ってくれ!」と
走行後の熱々のタイヤを手にした時にはさすがにビックリしたグローブしてなかったし、紙ウエスを手に撒いてホイールを掴んで移動させる。
タイヤにフラットスポットが出来ていないか、ボルトやカウルの破片が刺さっていないか確認してホイールの清掃をして
終了。
これを5回ほど繰り返す。
A,Bドライバーともに上位で帰ってくる。プレッシャーもあっただろうが、Cドライバーの13bspeedにバトンタッチ

がしかし、もてぎオフィシャルから
ピットイン時にマフラーからステーが落ちたという指示があり、緊急にチェック、マシンをジャッキアップして確認作業がはいる。
熱々のマフラーのステーを何とか交換してピットアウト

数週もするとコース場でストップした車両回収のためSCが入るとのアナウンス。
作戦ルームでは、このSCで作戦を変えていくか、ステイさせ続行、Dドライバーに交代させロング?いろんな案が飛び出してくる。
Dドライバーもスーツに着替え準備万端。
慌しく、作戦を考えガソリン給油待ちの時間も考えそのままステイさせることに決定。

このときの順位は全体の10位周回を重ねると6位まで上げてきた。

そして給油に戻ってくる。さすがにマシンも厳しくブレーキがかなり深い様子だ。運手席を空けて団扇で扇ぐとかなりの熱さが伝わってくる。
給油終了して送り出す!
一番暑い時間の走行をまかされたDドライバーはタイムが上がらず、苦戦しているようだが安定しているので少しロングで引っ張る様子だ。
そして予定時間になり給油指示
このとき車内は13bspeedさんが入ってきたときよりも熱く、ドライバーのスーツが汗でビショビショになって入た。
暑いよ!ペダルが熱くて触ってられないと悲鳴が。。。懸命に団扇で扇ぐ。給油も終わり自走可能エリアでエンジンをスタートさせようとするが
、なかなかエンジンがかからない。ダメか?と思った瞬間爆音と共にエンジン始動ピットへ!
Bドライバーへ交換しポジションアップを狙う!
この時もてぎ周辺では雨が降りだしているようで大きな黒い雲が現われていた。
雨レーダーでは回避できるような予報だったが、分からない天気に翻弄される。
ピットではレインタイヤの用意ができ準備OK

淡々と周回を重ね。上位で戻ってくる。フィニッシュまで雨は降りそうもないので、タイヤ交換なしでそのまま
GO!
最後は#51のエースドライバー加藤選手にバトンタッチ
Bドライバーから、トラブルの報告も上がっているが、走行出来なくないとの話しだが少し心配だ。
11位
10位
9位
8位
7位
とポジションを上げて行き・・・
6位フィニッシュ!!!

全体6位 クラス1位でゴールとなりました。
表彰式ではまさかのアクシデントがありましたが(^_^;)
あの時加藤選手が「写真バッチリ決めてくださいね!」と言われた時には、?
でしたが、後であぁそういうことだったのかと。
チームの作戦も凄いことながらドライバーも凄いなぁコレがレースかと思いました。
いつもはカメラマンとして撮っていますが、実際にさらに奥に入ってみると、知らない事ばかり。GTドライバーの加藤選手はさすがプロですね。メカも出来て走行も確実

JOY耐面白かったです。7時間の耐久ですが、なんか始まって見れば短かったような気がします。
来年声がかかればどこのチームでもいいので参加しようかなと(雑用でも構わなければ)カメラマンだと最高なのですが(笑)
今回声をかけて頂いた13bspeedさんやマーズレーシングの代表に感謝すると共に
チーム員の皆さんにおめでとう!そしてお疲れ様!

JOY耐に参加した全ての人にお疲れ様!