エアコンのコンプレッサー点検1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
今年に入ってから気になり出したエアコンのコンプレッサーからのカラカラ音。
音の大きさも頻度もひどくなってきました。
<コンプレッサーのプーリー>
タイミングベルトを交換する際、ドライブベルトを外しました。
何気なくコンプレッサーのプーリーを手で回してみると、「ゴリゴリ」して簡単に回らない…
どうやら、ベアリングがだめになっているようです。
インターネットで調べると、放置するとやがて内部の軸のシールもだめになり、エアコンのガスが抜けてしまうようです。
と言うか、正にこれが原因でガスが徐々に抜けて、エアコンが効かなくなった気が…
通常こうなるとコンプレッサーの修理(実質、リビルト品か新品に交換)が必要となり、工賃を含めると最低でも10万円を越えそうです。
2
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<ドライブベルト外し>
→詳しくは整備手帳「ドライブベルト交換」をご覧ください
テンショナーだけ外し、ベルトはクリップで挟んで付けたままにしました。
<ウィンドウォッシャータンク外し>
→詳しくは整備手帳「ウィンドウォッシャー液漏れ1」をご覧ください
コンプレッサー周りのスペースを作るため、ウィンドウォッシャー液のタンクを外します。
4
<シャフトナット外し>
ソケット(14mm)を使ってシャフトの先端にあるナットを外します。
この時、ホルダーでプーリーの回り止めをします。
<ねじ穴の掃除>
アーマチャープレート(クラッチプレート)のカスや泥が詰まっていたので、パーツクリーナーでねじ(1/4)(3ヶ所)を清掃します。
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<アーマチャープレート外し>
プーラーを使って、アーマチャープレートを外します。
4項にて掃除したねじ穴にボルトを通してプーラーを固定します。
そして、真ん中のボルトを締めこむことによりシャフトを押し込んで、アーマチャープレートを外します。
この時もホルダーを使って、回り止めをします。
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<外したアーマチャープレート>
上: 表
下: 裏
(掃除した後になります。)
磁石の力でくっつく仕組みのようです。
表面の中心の穴の周りが傷ついていますが、これは取り外す際に付けてしまったものです。
意外とアーマチャープレートの裏面はガビガビです。
ベアリングがだめになり、軸が振れたことが影響したのかしら。それともこんな感じなのかな?
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<プーリー外し1>
軸に付いているスナップリングをスナップリングプライヤーで外します。
スナップリングが外れて飛ぶと危ないので、ゴーグルを付けて作業しましょう。
<プーリー外し2>
プーリーをクランクプーリープーラー外しを使って外します。
でもプーラーボルトを手で回しても外れる位だったので、無くても外れたかも…
実はこの工具、タイミングベルト交換時にクランクプーリーを外そうと準備していたのですが、使いませんでした。
とりあえず今回使えて良かったです。
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<フィールドコイルの状態1>
コイルを包む樹脂? それともアーマチャープレート・プーリーのカスでしょうか、何か汚いです。
軸に付いているシムは失くさないようにしましょう。
ちなみにシムは1枚でした。
<フィールドコイルの状態2>
中を見るとプーリーが当たった跡があります。
本来ここは触れないところだと思うのですが…
エアコンのコンプレッサー点検2へ続く
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