新たな相棒として選定されたE26キャラバン
軽い気持ちで見積もりだけを貰いに行ったつもりが、間も無く自身の希望する新車は買えなくなるという事実を突き付けられることとなってしまいました…
業績が↘️という現状では、とても新車購入などとの発言は出し難い状況。では、会社との交渉はどうだったのでしょうか?
見積もりを頂いた翌日…
ケッッチョンケチョンにヤられました😭💔
『オマエそもそも中古にするて言うとったやないけー!💢』
から始まり
『マニュアル車とかオマエしか乗られへんやないけー!!💢💢』
に続き
『今の会社の状況分かっとんのかー!!!💢💢💢』
…以下省略
まあ、想定内ではありました。
ではここからはコチラの言い分
①自身は中古でも全く構わないが
→確かに新車を選んだ最大の理由は、自身の希望に沿った条件の車両を見つけ出す事が困難であった為。特にマニュアル車に拘れば必然的に選択肢が皆無に等しいので、最悪ココは外さざるを得ないと腹つもりはしていた。
ところが箱バンの中古は軒並み相場が高めで、一応は車好きの自身が見ても納得できる車両となれば新車と値段が大して変わらない。
特にハイエースやキャラバンは頑丈さがウリとは言え、商用車である以上はどんな使われ方をしてきたか分かり難いという背景から、価格だけで中古車を選ぶということは安物買いの銭失いになる確率が高い。信頼できるディーラー系の中古販売店で売り出されている車両は、やはり新車と大差が無い値段。
(頂いた見積もり金額では同条件の中古すら買えない値段)
②長く使いたい
→仕事車である以上は、どんな状況でも出動できる状態を常に保ちたい。=そう簡単に壊れない、長く使えるよう不用な修理や買い替えをせずに済むような車としたい。そのために、基本性能的な部分はカタブツなまでに堅実な仕様に拘った(ガソリン+マニュアル車)。
一方で市場は上級指向+快適仕様が主流で、その影響もあり上記の仕様などまず出てこない。
インテリキーなんて全く不用、オートエアコンも同様。ディーゼルも前途の通り、オートマも壊れたら修理代がバカ高くつくというのも避けた理由のひとつ。
③載せるのは貨物だけじゃ無い
→立場上、社用兼自家用として使わせてもらっているが、休日は専ら家族のアシとなる。会社でも人員輸送に活用する場面が多々ある。②で快適性度外視と言ったものの、貨客混載である以上は最低限の装備を備えた車両で無いと困る(そういう意味でキャラバンのVXグレードは無駄がなく欲しいと思える装備を揃えてある数少ない選択肢だった)。
④この価格での新車は今後まず買えない
→モデルチェンジ直前のバーゲンプライスとは言え、VXが廃止後に新車を買おうとすればGXしか選択肢が無くなる(DXは2NDにヒトを載せる事は考えられてないシート形状なのでハナから除外)ことから事実上の値上げ必至。更にオートマの7速化やエンジン変更等での車両価格の上昇も確実という点や、そもそも新型車なので値引きも期待できないという二重苦もあり。
以上、4点を主として反論。いやプレゼン。
最終判断は社長に委ねることとなります。
『今まで中古で散々イタイ目に遭ってきたからなぁ…
買えば??』
勝ちました😭🎊
(まぁネタばらしをすれば、社長からは最初から新車での購入を厳命されていたのですが)
という過程を得て同日7月5日(月)
世にも珍しいガソリンVXの5速ミッション車(の紺!)
というド変態仕様キャラバンの発注となりました。
そして迎えた8月29日(日)
仏滅!!←
オーダーから約2ヶ月の時を経て、無事に納車されることとなりました。
嬉しい反面、これまでの功労車E25とお別れと思うと悲しみも込み上げて来ました。
発注した7月5日以降、自らの運命を悟ったのか急激に調子が悪くなってしまいました。夏の酷使に堪えたのか最後の2週間はバッテリー完全放電による自力での始動が不可能となり、稼働率はゼロに近い状態でした。まるで別れを拒むかのようなその立ち振る舞いは、持ち主として何だか悪い事をしてしまったと少しブルーな気分にもなりました。
納車準備ができたとの連絡を受け、いろいろと変更していた部品を汗ダクになりながら元の物に戻したり。積んでいた荷物や棚を下ろしてガランとなった荷室を眺めていると、よく頑張ってくれたなぁ、とうとうお別れか…とジーンときて一人で泣きそうになりました。
この車は現職に就いたと同時に師匠から譲り受けたので、転職直後で右も左も分からない頃から今日に至るまで正に苦楽を共にしてきましたし、駆け出し新米相談員である自身の大きな支えとなってくれました。困っているお客様の為に、たくさんの福祉用具を積んで西へ東へ走り回り。この車に救われたお客様も、それだけたくさんいらっしゃるハズで。
そのお客様にも『カッコイイ車やね』と褒めてもらう事が多々あり。たった4年半の付き合いでしたがこの間の日常はとてつもなく濃くて、この車を無くて今の社内でのポジションは無かったと信じています。
それに加え、現住所に転居直後から子供達の送迎にも活躍しました。彼らからすれば物心ついた時から毎朝キャラバンに乗って保育園に通ってるので、ある意味ワタシよりも愛着があるのではないかとも。休日は小さな体で一生懸命この巨体を洗ってくれました。ディーラーに向けた最後の走行後に『今日でこのキャラバンとバイバイやからね』と話すと、二人とも凄く寂しそうな顔をして『キャバラン、ばいばい』と言ってくれました。
スカイラインの時もそうでしたが、車との出会いや別れは運命と同時に必然であるとも思います。単なる道具でありながら、大袈裟に言えば人生を左右する存在にもなり得る訳で。そういう意味で、このE25は私自身に大いなる糧を残してくれました。
皆に愛されながらも18年6ヶ月でリタイアとなりましたが、バトンを受けたE26にはそれ以上に頑張ってもらいたいと願うばかりです。
ありがとう。さよなら、E25
いらっしゃい、これから宜しく。E26
ー完ー
Posted at 2021/08/30 00:40:14 | |
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