
昨晩は、関西地方の某ラジオ局中継所の修繕事前調査を実施するため、徹夜で仕事をしていました。
この装置は1992年製ですので、今年で17年目になるものです。
こういった作業は調査のため放送を休止させて行います。(赤シーガが放送局へ申し入れて止めて貰う)
放送休止はどこのラジオ局でも一番聴取人口が少なくなる日曜~月曜の間の深夜と決まっています。
放送機は感電防止のためラックの背面扉を開けると自動的に放送が止まるように出来ていますので、人口が少ないとはいえ「ゼロ」ではありませんので、不注意に作業を始めるとリスナーに迷惑を掛けてしまいます。
工業製品ですので、製造して17年にもなるとさすがにパーツひとつを取ってみても、入手不可能となったり、若しくは入手困難でパーツメーカに再生産を打診してやっと入手できるものも出てきたりします。
(新しい放送機に入れ替えて欲しいな。というのが本音です。Dらーの営業さんとこの時は同じ気持ちになりますネ。)
それにしても、ウチの放送機は火攻め(エアコンがないので夏場は室内でも40℃以上)・水攻め(台風で局舎床面まで浸水したが生きていた)・落雷にもあっているのによく持つワ。(感心感心)
この放送機は、送信機1号/2号/3号(写真の左から)のうち2台を選択し合成することで1kw出力を得るのですが、この選択するためのリレーがさすがにへたって来ていて、時々切替動作しなくなる現象が出るようになりましたので、代替品のリレーが架に取り付けられるか確認するために出張しました。
(製造当時のリレーはもうない)
代替品が収まるかは、結局どれか1つのリレーと交換してみないといけませんのでやりましたが、1個のリレーを交換するだけで1.5hを要しました。
赤シーガが不器用なのではなく、リレーといっても写真左下にあるようなデカブツで、且つ入出力配管(放送機では入出力はケーブルではなく銅パイプを使用する)を止めているボルトナットが固着してつけ外しに時間が掛かったためです。
出張前までは、「本当にこれ、入るのか?」と心配しましたが、結果、新たな現場加工をする必要もなく、ドンピシャで収まりました。
今回のミッションはあくまで「事前調査」でしたので、放送休止時間は2hしかとっていただけませんでした。1個しか交換出来ませんでしたので又近々のウチに入局して仕事します・・・・・
放送局の仕事をしていると、現場には必ず局の方が立ち会われますので、全く気が抜けません。
結局、昨晩も完徹しました。
会社に戻っても、メールチェックする気にはならず、さっさと家にかって、ベッドへ直行。
先ほど目が覚めましたが、昨晩から何も食っていないので、ハラ減りましたネ(^^;)
Posted at 2009/10/05 18:48:06 | |
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