梅雨の足音が聞こえて来そうな不安定な天気の毎日ですが、今週も下町のどこかでお祭りが行われています。
この週末は台東区の蔵前から浅草橋にかけての、江戸通り界隈で行われたお祭りを覘いてみました。

ここ蔵前神社は、勧進大相撲発祥の地でも有名です。
一時期こら前に国技館があったのも、それが関係しているのかも知れませんね。

毎年6月の第1週の土日がお祭りです。

こじんまりした境内の奥に神輿庫があります。

蔵前神社の本社神輿は台輪幅2尺8寸と小ぶりですが、装飾の素晴らしさで有名です。

特に鳳凰や蕨手の造りは手が込んでいて、素晴らしいですね。

小さいながらも威風堂々としてます。
蔵前神社を後にして、江戸通りを浅草橋方面に南下。

蔵前橋通りを渡るとすぐにあるのが、第六天榊神社です。
昔は第六天神と呼ばれていて、鳥越の丘にあった鳥越神社の広大な敷地内にありましたが、江戸初期に江戸城の工事や隅田川の埋め立てに鳥越の丘の土や砂利などが幕府によって没収された為、移転しその後この地に構えたそうです。
天神と言ってもお馴染みの天満宮で有名な天神様ではなく、第六天魔王(天魔)を祀っています。
織田信長が自らを第六天魔王と記したのは有名ですね。
神紋は鳥越神社と同じ七曜紋です。
そして鳥越神社と榊神社の宮司さんは、平安からの下総の名門大名でもある千葉氏一族の出で、兄が鳥越で弟が第六天神の宮司に納まったと言われてます。

こちらも毎年6月の第1週の土日に開催されます。

こちらの神輿庫にも…

ありました、本社神輿です。

台輪幅4尺2寸の大神輿です。
鳥越神社の千貫神輿の4尺3寸とは1寸違いですが、こちらも堂々たる迫力ですね。
惜しまれるのは、鳥越の様に毎年渡御されるのではなく、担がれるのが不定期だと言う事でしょうか…
一昨年は渡御されましたので、また担がれる姿を見てみたいですね。
第六天榊神社でしばらく本社神輿を眺めていましたが、神社の方に伺ったところ今年の渡御は無いので来年は担がれるかも知れないと言う事でした。

榊神社を後にして次に向かったのは、、、

JR総武線の浅草橋駅すぐ近くにある、銀杏岡八幡神社です。
1062年創建と言われてますから、もう950年の歴史があるんですね。

もちろんこちらにも本社神輿がありますよ~
台輪幅は2尺5寸です。
屋根の神紋は銀杏の葉っぱですね(^-^)
飾紐の色と〆方が以前と変わって、輪のあるところなんかは鳥越っぽくなってますね。
この五角形のシルエットは私の好きな形です。

境内には露店も並んでます。

社殿の前に子供神輿がやって来ました♫

子供達も楽しそうにしています。

もちろん神輿だけでなく、山車もいます。
この子達が将来、この伝統行事を受け継いで行くんですね…

この界隈には江戸通り沿いにもう一ヶ所、須賀神社があります。

こちらは1週間前の5月25~27日にお祭りが行われました。
こちらにも銀杏岡八幡神社と同じ、台輪幅2尺5寸の本社神輿があります。
何年か前には、蔵前・榊・銀杏岡八幡と共に6月第1週にお祭りが行われ、江戸通りがさしずめお祭りストリートと化した時がありました。

浅草橋と言えば雛人形や五月人形などが有名ですが、この界隈にはほかにも装飾品や花火などの問屋さんが沢山あり、覘いてみるとけっこう楽しめます♫
そろそろ梅雨入りも近いと思いますが、幸いに天気にも恵まれて良いお祭り日和でした。
来週はいよいよ鳥越まつりが開催されます。
今から臨戦態勢です(~ー*~)b
今週は興奮して睡眠時間が少なくなりそう♪( ̄▽ ̄)ノ
毎年鳥越まつりの時が梅雨入りと重なりますので、あとは天気だけですね…
いまからワクワクです(*'▽'*)
Posted at 2012/06/05 15:09:13 | |
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