浅草・浅草寺本尊示現会(ほんぞんじげんえ)に行って来ました。
「示現(じげん)」とは神仏が人々を救うため、様々な姿でこの世に現れることをいいます。浅草寺のご本尊である聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)さまが推古天皇36年(628)3月18日にご示現されたことから、それを祝い、毎年3月18日には「本尊示現会」という法要を行います。 ― 浅草寺HPより
明治の神仏分離以前は、浅草寺と浅草神社の前身である三社権現を含めて3月にお祭りをしていたのですが、神仏分離によって三社祭は現在の様に5月に行われ、3月18日は浅草寺の示現会として残されています。
その前にまずは腹ごしらえ。

浅草なので今回は並木藪蕎麦に行こうと思ったのですが、示現会で人が多く混んでいると思い、合羽橋道具街の入り口、菊屋橋交差点横にある『江戸清』さんへ…

私は“大もり”を戴きました(~ー*~)b
コシのある麺と、江戸蕎麦の辛口つゆがマッチして美味しかったです。

お腹も一杯になったので、雷門へ。

三社祭の時と同じく、神輿が通る為に雷門の大提灯は畳まれています。

雷門の向かいにある新しく建設中の観光センターのビルも、だいぶ出来上がってますね~
その独特なデザインから、景観を損ねるなどの反対運動もあったりと物議を醸していたビルは異様なまでのオーラを放っていました(^^;
皆さん、どう思われますか??

今年は三社祭斎行7百年に当たるそうで、示現会に加えて7百年祭の行事も執り行われるそうです。

宝蔵門にある小舟町の提灯も畳まれてます。

さすが観音様、生憎の天気にも関わらず、大勢の方で賑わってます♫
本来ですと、前日に本堂へ堂上げされた三基の宮神輿の堂下げを見たかったのですが、時間も遅かったので既にそこにはありませんでした(><)

今年は東京スカイツリーもオープンしますが、古(いにしえ)のタワーも健在です。

露店でこんな店を発見!!
タコと一緒にプリプリのエビまで入っている、その名も“えびたこ焼”
思わず買ってしまいました( ̄ε ̄〃)b

大粒の中に、大きなエビとタコが一つずつ入ってます。
お蕎麦を食べた後でしたが、別腹のようでした♪( ̄▽ ̄)ノ″

消えた宮神輿を探していたところ、7百年祭のポスター発見。
丁度隅田川を舟渡御している最中でしたので、上がって来るのを待つため駒形橋へ…

駒形橋への途中、並木藪蕎麦の前を通ったら、案の定3時頃にも関わらず行列状態でした。

4時半過ぎに駒形橋から、台車に乗って雷門の前にある通りに一之宮・二之宮・三之宮の順に並んだので、代表して一之宮を撮影しました。
一之宮の頭上にあるのは鳳凰ですが、二之宮と三之宮は日本武道館の屋根の上と同じ擬宝珠(ぎぼし)。
そう、あのタマネギのようなアレです。

三社祭の時は、この様に蕨手の小鳥や胴周りにある鳥居などの飾を取って晒を巻いて渡御されるのですが、浅示現会の時は晒を巻かず小鳥も鳥居も付いています。

本来ならば、この鳥越の本社神輿の様に瓔珞(ようらく=細かい装飾のビラビラです)まで付いている筈ですが、雨の為か瓔珞は外されてました。
午後5時から雷門を出発し、仲見世通りを通って本堂前を曲がり浅草神社に戻られるのですが、別の用事がある為に今回はここで雷門前を後にしました。。。
2ヶ月後にはいよいよ三社祭です。
昨年は震災の自粛ムードの中、下谷・神田・三社そして鳥越と下町の伝統的なお祭りが軒並み中止になり寂しい思いをしましたが、今年は開催されます。
そう言えば震災前の三社祭では、何年かに渡り宮神輿の渡御が中止される騒動がありましたが、どうなったのでしょうか?
盛大なお祭りで被災地を元気付けたいですね。。。
今から楽しみです(*'▽'*)
Posted at 2012/03/19 12:21:38 | |
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