待ちに待った
鳥越まつりが始まりました♫
昨年は東日本大震災の自粛ムードの中、下町の主だったお祭りは軒並み縮小もしくは中止。
鳥越まつりも町内神輿や本社神輿の渡御は中止されました。
そして今年は大震災からの復興を祈って2年ぶりに行われます。
ここ鳥越神社は白雉2年(651年)創建で、西暦2001年に御鎮座1350年を迎えました。
お祭り自体は平安時代から行われていたと言われていますが、お神輿が担がれるようになったのは江戸時代からで、それまで江戸の祭りでは山車が主流でした。
鳥越神社の例大祭は毎年6月の9日に近い土日に行われる事になってますが、その日は梅雨入りの時期と重なっているので大抵雨に降られる事が多いです。
昔からお祭りの頃になると「そろそろ梅雨だねぇ…」と言うのが挨拶代わりになっています。
一昨年は土日とも天候に恵まれましたが、今日は生憎の雨模様…
予想通り梅雨入りしましたね~
雨の中鳥越神社を訪れると…

元祖
千貫神輿と言われる
御本社神輿が鎮座されています。

台輪幅は4尺3寸(約130㎝)ある都内屈指の大神輿で、江戸の頃より千貫神輿と言われ、地元の氏子達から親しまれています。

延軒屋根・平屋台造りの大神輿で、屋根や台輪に比べて胴が太いデザインです。

氏子なのでどうしても贔屓目に見てしまいますが、いつ見ても威風堂々としていて、しかも美しい神輿です。
まさに“
日本の美”ですね~

蕨手や吹返しの細かな彫刻。
今でこそ吹返しの付いている神輿は他所でも見られますが、元々は夜の宮入り時に提灯を付けるために、鳥越の神輿が初めて付けたと言われています。

瓔珞も細かくて綺麗ですね。
この瓔珞も、三社や下谷の様に担がれる時に外される神輿もありますが、鳥越では付けたまま担ぎます。
揉まれる度にカシャンカシャンと音がして、キラキラ輝くので見ものですよ~
胴の部分には唐草模様の布が巻かれますので、胴の綺麗な部分が見えるのは土曜日のみです。

これも鳥越の神輿の特徴で、飾紐が独特の結び方をしていて、前後に二つずつ輪があります。
この輪は、他所の神輿では見られません。
横綱の注連縄(しめなわ)にも似てますね。

神紋は七曜星で、先週お祭りが行われた第六天榊神社と同じです。
あらゆる場所に七曜紋が記されています。
まるでディズニーリゾート内のミッキーマークの様です( ̄ε ̄〃)b

鳳凰も大きくて迫力がありますね。

明日の渡御時には、神輿と共に氏子町内を回る御旗です。

明日の出陣を静かに待っている感じですね。
明日は予報によると、夕方から雨の予定なので、宮入道中はもしかしたら雨の中かも知れませんね。
もともと昔から雨の多い鳥越まつりですから、天気に関係無く担がれますけど…

この色とりどりな五色の交通安全の旗も、明日の本社神輿渡御時には神輿と共に練り歩きます。
次回に続きます…
Posted at 2012/06/09 22:53:49 | |
トラックバック(0) |
鳥越祭り | 旅行/地域