神田明神で宮入を見物してから、境内を回ります。。。
江戸の総鎮守である、神田明神の創建は天平2年(西暦730年)です。
神田祭は“天下祭”と呼ばれ、日本三大祭り及び江戸三大祭りのひとつに数えられています。
天下祭とは江戸時代に江戸城内にて将軍に謁見する事が許された祭りで、神田祭と赤坂日枝神社の山王祭、そして根津権現(根津神社)の例祭がそれに当たります。
日本人は徳川御三家の影響か、三大○○とするのが好きな国民性ですが、だいたい二つまではある程度決まっていても三つ目があやふやな事が多いですよね。
江戸三大祭りも、神田祭と山王祭はハッキリしているものの三つ目が深川富岡八幡宮の深川祭と言われる場合もあれば、根津権現の例祭もあり、はたまた浅草の三社祭が数えられる場合もあるので難しいところです。
祭りの規模や見物客の数では圧倒的に三社祭だし、神社の古さでは根津権現や三社権現(浅草神社)ですね…

社殿の裏手に神輿庫があり、そこには2基の鳳輦(ほうれん)と2基の神輿が鎮座しています。
台輪幅が5尺以上の輿を鳳輦(ほうれん)、5尺未満の輿を神輿といいます。
ある意味祭りの主役であることから、大勢の人がそれぞれの輿を写真に収めてました( ̄ε ̄〃)b

一之宮は鳳輦で「大己貴命(おおなむちのみこと)」、大黒様と言った方が馴染みがありますね。

二之宮は神輿で「少彦名命(すくなひこなのみこと)」、こちらはえびす様です。
神輿の大きさの目安となる“台輪幅”は3尺です。

三ノ宮も鳳輦で「平将門命(たいらのまさかどのみこと)」、ご存知“武神”平将門公です。

そしてこちらは神田明神の大神輿で、台輪幅は4尺1寸です。
本祭りでは担がれませんが、陰の年には氏子地域を渡御されます。
以前は日本橋の三越本店1階ロビーに飾られていました。
私の中でも好きな神輿のひとつです(*^。^*)

一般的に神輿の鳳凰は黄金のものが多いのですが、この大神輿は頭頂部の鳳凰と四隅の小鳥が極彩色でとても鮮やかなのが特徴です♪

境内には露店も多く出てましたよ~ (*゜▽゜*)〃

こちらもお馴染み“銭形平次の碑”です。

架空の人物ですが、明神下に居を構えていたと言う事で建てられました。

土台はもちろん“寛永通宝”(*^-゜)b

他に、この様な山車もあります。
神田祭は今の様に沢山の神輿が担がれる以前は、山車が中心のお祭りだったそうです。

ひと通り見て廻った後は、神田明神をあとにして秋葉原を通り上野を目指します。
この次の目的地は、同じく5月の第二週に例大祭が開催される下谷神社です。
続く…
Posted at 2013/05/20 14:29:12 | |
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