
2日目は7時起床。
朝から1時間かけてゆっくりとサウナに入り、先日の酒を落としてからのスタートを切りました。
朝イチは熱田神宮にお参りし、名古屋の秋葉原、大須へ。
大須でなんの用があるかというと・・・ゲームセンターです。
自分も昔はゲーセン通いしていた関係もあり、昔のレトロゲーム、通称レゲーやるためにこういう繁華街を歩き回るクセがあるんですね。
友人はお目当てのゲームを見つけたらしく、結局大須を出たのは12時頃。
下っ走りで名古屋空港・・・の隣りにある「三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所史料室」へ。
予約は13時だったのでギリギリかと思いきや、小牧まで20分そこそこで着くものなんですねぇ。
ここは予約が必要ですので、注意が必要です。
お目当てはこれ。

零式艦上戦闘機五四型乙。
グァムの南にある島、ヤップ島から戦後朽ち果てた姿で発見され、それを持ち帰り、使える部品を使ってレストアしたそうです。
エンジンなども全部設計図どおり復元してあるのですが、航空法では復元した飛行機は飛ばしてはいけないという決まりあるため、飛ばすことは出来ないとか。
しかし、館内では説明してくださる方がいるため、結構コアな話題まで突っ込んで質問ができます。
ゼロ戦パイロットの方によると、翼についている大口径の九九式二号20mm機銃よりも機首についている三式13.2mm機銃や九七式7.7mm機銃の方が当たりやすかったそうです。
ドッグファイトも高オクタン燃料ならグラマンとやりあえるが、燃料不足のために松根油などを混ぜた燃料だとフケないため、真価を発揮できずに終わったという話。
いろいろ聞かせていただきました。
しかし、ゼロ戦はいつ見ても美しいですね。
防御軽視で軽量化と空力を考えた設計ですが、寸胴なグラマンなどに比べたらスマートです。

秋水(しゅうすい)。
ドイツ空軍のロケット戦闘機、メッサーシュミットMe163の設計図を持ち帰り、それをベースに作ったものですが、終戦までに生産が間に合わず、グライダー試験だけで終わった戦闘機です。
設計はここ、名古屋製作所でおこなわれていました。
アメリカの重爆撃機、B29は一万メートルを超える高高度を飛ぶのですが、当時レシプロ戦闘機のエンジンには高高度まで飛べるターボがなかったため、ロケット機に期待したそうです。
ロケットは推進剤に少量のケロシンと液体水素、液体酸素などを使うため、常時燃料不足に喘いでいた日本にしてみれば、ガソリンなどの燃料不足を一気に解決できるという夢のエンジンでもあったわけです。

で、これが特ロ型ロケットエンジン。

秋水の特徴といえば前輪の前についたソリ。
ロケットの高速で着陸するさい、前輪を破損しやすいとの事で、ソリが着地してから前輪が着地する設計なんだそうです。
他にも旧軍の航空機の模型、将軍などの写真などもありました。
個人的に尊敬する「マレーの虎」こと、山下奉文大将の写真があったのには感動。
山本五十六も写真で見る限りは普通のオジサンなんですねぇ・・・
なんだかんだで2時間程度居座り、かなり遅い昼めしとお土産を買うのに名古屋市内まで戻ったため、
結局、名古屋を出たのは18時過ぎでした。
帰りは中央道経由でのんびり90km維持。なんだかんだで途中、眠くなって1時間程度の睡眠を挟んだ途中休憩を含めたら6時間・・・
友人を八王子で落とし、自宅に帰ったら日付が変わっていましたw
今回の走行距離は約800km。燃費は18.5km/L。
行きが東名で時間に追われた走りになったことと、名古屋市内の渋滞が燃費低下の要因でしょう。
それはそうと、レカロシートは優秀ですね。
帰ってきて疲れたものの、腰の痛みはあまり感じられませんでした。
これは手放せなくなりそうです。
Posted at 2012/03/20 21:30:30 | |
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