
岐阜県は飛騨の蓬莱 限定酒 「蔵元の隠し酒」 です。
愛知の嫁の友人が先日遊びに来た際に持ってきてくれたものです。
まず、ファーストインパクトは新聞紙に包まれた瓶。
品質保持のために遮光しているようです。飛騨の地元新聞紙の記事をまず読んで楽しめる点に評価。
酒は精米歩合60%の本醸造酒ですので、白米1トンにつき120リットルまでの醸造アルコールが加えられています。
そしてアルコール度数は15.5度と比較的低め。という事は加水されていますので、味は淡麗辛口と想像できます。
さて、開封するとまずはなんとも言えない甘い香り。
甘いというか、フルーティーな香りといっていいですね。こんな香り、米麹のどこででるんでしょうか。
グラスに注いでも香りは収まらず、ワインのように香りを楽しむ酒としてもいいかもしれません。
まず一口。
香りに反して味は結構淡麗辛口。なのですが、コメの味は結構来てます。ちょっと不思議な感触ですね。
口当たりはすっきりと良く、舌の上では比較的甘いコメの味。のどごしはアルコールの利いたパンチのある辛口。
そんな表現がぴったりかもしれません。
自分は比較的甘口の純米酒を好むので、喉にパンチのある辛口はちょっと苦手なのですが、これはこれで結構面白い味であると思います。
さて、つまみですが・・・
こいつにはズバリ
「サバ缶」
がベストであると思います。
サバ缶に少し醤油をかけ、そのままいただきます。
なまじ、味の濃いサンマの照り焼きや、甘い醤油系の味ではなく、ちょっとクドい魚の油を口の中で酒と混ぜて喉に流すという飲み方です。
ダシの利いたおでんや塩カルビなんかもいいと思います。
最近γ-GTPが70近く、医者にも酒を少し控えるように言われたので、昔みたいに酔うまで安酒を飲むのではなく、良い酒を少しづつ楽しなむという 方法に切り替え始めました。
いい酒は少しでも楽しめますね。
最近、池波正太郎の「鬼平犯科帳」での酒の飲み方に感化されているような気がします。
Posted at 2012/01/26 17:55:05 | |
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酒 | 日記