
東北では震度7を最大に震度6以上を観測東京でも震度5弱も観測する未曾有の大地震でした。
自分はその頃、営業戻りで事務所のドアを開けた瞬間に軽いゆれを感じ、
「おーい、地震だぞ。コーヒーとかこぼすなよ~」
とか言いながら、靴を脱いでいました。
スリッパに履き替えてもまだゆれが収まらず、「ヤバイな」と思い、
「これはデカイぞ!はよ机の下隠れや!」
と怒鳴った瞬間に大きな揺れが。
必死に事務所のドアを蹴り、通路を確保した瞬間によろめいて倒れ、玄関でかばんを頭にかぶせて小さく縮こまっていました。
幸い、事務所内はキャビネットなどを固定してあったため、大きな被害もなく、経理のお姉さまがお茶でやけどをした程度で済みました。
窓を開け、ドアや窓の割れ・ゆがみがないことを確認し、電気・ガスも問題なし。
ご近所の事務所で悲鳴があがったので、隣の事務所に行ってみるとけが人が数名。
一人は椅子から落ちて脱臼、あとは大したけがではなさそうだったのでボーイスカウト時代を思い出しながら治療をし、近隣を見てみると割りと大きな被害はなさそうでした。
一通り収まって、タバコで一服つけながらテレビをつけてみると宮城で震度7・・・唖然としました。
テレビで街に押し寄せる津波と押し流されるもの。パニック映画ではありません。これが事実なのです。
川を遡上してきた津波が堤防を破壊しながら街が完全に水に飲まれてしまい、ただ、地元の方の無事を祈ることしかできません。
自分も仙台長町(太白区)に友人がいて、テレビ中継のあった川の分岐点近くに住んでいます。
本当に心配でなりません。
とりあえず、電話も全てダメなので、今日の営業は全て終わりにし、翌日は土曜日なので休業、事務所の人は会社にある自転車2台で帰らせました。
自分はデスク周りとけが人を見ながら、携帯で営業中のドライバーにメールを送信。
全員が確認取れたのが夕方でしたが、幸いにもお客様が乗っていない状態であり、全員が無事であることを確認。
その上で嫁と母親をピックアップしながら車で帰途につきました。
自宅は何事もなかったのように・・・倒れていたのは台所の洗剤だけでした。w
写真の本を北陸の地震の際に手に入れ、読んでおいたのは正解でした。
思い出しながら、結構色々冷静に行動できましたし、何より救急箱や缶詰、水などを備蓄が3人で6食分くらいありましたので近隣事務所の泊まりの方々に分けてさしあげました。
でも本当に地震は怖かった。
正直言うと、怒鳴った瞬間の揺れから恐怖を感じ、体が縮んで動かなかったのです。
ドアを蹴ったのは無意識でしょうね。
被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げます。
沿岸の方は1週間は山から下りないほうがいいそうです。寒い時期ですが本当に辛抱してください。
人生の長さから見れば、本当に一時だけの辛いことなのですから・・・
Posted at 2011/03/12 14:01:04 | |
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