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移動の最中の寄り道ですが、久しぶりの『廃分補充』です。

北陸エリアではそこそこ知られた中堅物件『春日野隧道・旧国道８号線(福井県)』です。

入り口から「この道通行止」と大書された看板があり、皮肉にもそれがよい目印になっているのでさっさと進入。
しばらくは1～１．５車線の地道でトラバース気味に登って行きます。

すると・・・春日野隧道の雰囲気が伝わって来ます。
別に隧道が見えている訳ではないのですが、あのカーブの先に隧道があって、どう光景が・・・というのが肌で感じられ、その期待を裏切らなくてあるのが・・・この『春日野隧道』です。

あれ？　なんだこの看板？
隧道の前にやぐらを組んで「通行止 危険 トンネル出口崩壊の為」という巨大な看板が掲げられていました。

敦賀側は現状は比較的良いのですが、今は夏。生い茂る草がその全容を隠しています・・・。
明治時代の隧道に特徴的な左右に長い翼壁を持ち、釣鐘形の石アーチ、内部は煉瓦積み、ピラスターもある構造は見る者に堂々たる剛健な印象を与えます。
それもそのはず、銘板には「明治１９年１２月」と読める日付けが・・・。

こちらから見る限り、内部も大きな破綻はなさそうですが・・・。

武生側は・・・時間がないので回れていません(汗)
実はこちら側が｢通行止め｣の原因ですが、敦賀側と同じ構造なのですが一部が崩壊しているようです。今度行ったときに確認してきます。

敦賀側に突入した軽トラがぬかるみの為に転回出来ずに２００m程度バックで出たのはいい思い出です(笑)