私がこよなく愛するフィアット500アバルト。

ぱっと見かわいいくせに、やんちゃ者。
そんな、元々やんちゃなアバルト500をベースにドイツのチューニングメーカー「G-TECH」がもっとやんちゃに仕上げた「G-TECH EVO-R224」
本日、試乗する機会を得たので感想を完結に。
ちなみに試乗車はATのみでした。
まずは仕様説明。
エクステリア。

地味ながらもオーラ漂うグレーのボディカラー。
ローダウンされた車高が本気を伺わせる。
エアロパーツの類は一切なし。
ブレーキ
フロントは対向4ポット。リアはローター大径化を実施。

自分のブレーキキットがあんなのなんで、そんなにビックリはしませんがグレーに黄色はキレイです。
足回り
ビルシュタイン製の車高調取付済み。Cup RSというラインナップの中でも一番硬い仕様とのこと。
ホイールはOZ、タイヤはピレリの205サイズの17インチ。
エンジン
詳しいチューニング内容は不明。
ブーストアップ他で純正130psから車名の224psまで馬力アップ。
まず車屋から出る所で左にウインカー•••
のつもりが、お約束のワイパーオン!(笑
ミニに乗った時も、ガヤルドに乗った時もやらかしまして、今回も。
気を取り直してアクセルオン!
超柔らかいアクセルペダルを少しづつ踏み込む•••
•••あれ?加速しない。
50%位踏み込んだ所で、やっとスロットルが開き始めたのか。加速が始まる。
瞬時に跳ね上がるブースト計。上がる速度。
直線だと言うのにステアリングが右へ左へ小刻みに取られる。
面白いと言うべきか危ないと言うべきか。
その後、路面の悪い工業地帯エリアへ進入。
路面の形がそのまま車内に伝わる。
完全に脚が動いていない。全くと言っていい程バネもダンパーも
本来の仕事を忘れている。
完全にフラットなコースを走る仕様の脚、と助手席の販売店の方から説明を受けた。
工業地帯を抜け、S時コーナーが多数存在する港エリアへ。
フルブレーキングの後ブレーキを残しつつコーナーへ進入。
ピレリは初めてだが、グリップは申し分無さそう。
立ち上がりでアクセル開けるとアンダーステアが顔を出すが許容範囲内。
しかし機械式LSDは欲しい。
と近くの道をぐるっと回って帰ってきました。
恐らく何年か前の私ならこの車を絶賛してたでしょう。
今の私の評価は、それとは大きく異なりました。
エンジン
パワー出し過ぎ。
アクセル踏んで左右にステアリングが取られる事を楽しめる方にはおすすめ。
私は疲れそうなので。
ダンパー
ストロークがないのか、ただただ動いていないのか。バネが硬過ぎなのか。
私には到底乗りこなせそうにないです。
乗りこなす前に腰がやられそう。
もっと動いてほしい。
体感バネレートは前後15kg〜18kg位でした。
ブレーキ
よく効く。効き過ぎって位効く。初期の効きがえげつない。
もう少しコントロール性のあるパッドで良い。と言うか
その方が楽。
その他
こんだけやってるのにLSDが入っていない?のが残念。
ただ聞いた訳じゃないので、実は入ってるのかも?
私が鈍いのか、イニシャルが弱いのか。
と言う訳で、感想をまとめると。
個人的には少しやり過ぎ?という印象を受けました。
それがチューニングだよ、と言われればそれまでですし、否定もしません。
しかし車両価格500万円、と言われると躊躇します。
私が乗るのなら普通のアバルト500で十分かなと思います。
Posted at 2014/11/24 22:25:22 | |
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