本家BLOGの方をしばらく更新しておらず、
みんカラもなかなかエンジンがかからない状態ですが、
せっかく乗り換えたのでぼちぼち思うところを書いていこうと思ったり。
そんなわけで長らくプジョーさん(307sw)に乗っていたわけですが、
お友達家族と一緒に出かけたり、高齢の両親を乗せたりするのに、
そこそこまともに使える3列シート車を…と探し続けてはや10年。
今までいろんなクルマを試乗して検討を重ねてきたんですが、
これという決め手に欠けるため買い替えの決断に至りませんでした。
最大の要因は、マンションの駐車場の全幅が1800mm制限である、
という点にありました。
(全高制限は1750mmと比較的余裕あり)
昨今の国産車でさえCセグメントは全幅1800mmを超えるモデルが増える中、
輸入車で1800mmに収まる3列シート車は皆無と言っていい状況でした。
先代ゴルフトゥーラン、BMW グランツアラーあたりはかろうじて
条件に合致するのですが、3列目の居住性は307swと大差なく、
買い換える理由としては残念ながら弱いと言わざるを得ませんでした。
そこで乱暴なことを考えてみました。
車検証ではサイズオーバーでも、物理的に入ればなんとかなるんじゃね?
みなさん御存知の通り、クルマの全幅はいちばん膨らんだ部分での計測値
であるわけで、タイヤの端と端の寸法はそれより幾分小さくなります。
経緯はかなり端折ってますが、とりあえずグランドC4ピカソの
試乗車で確かめてみたところ、左右3mmずつではありますが、
辛うじて駐車場のパレットに入ることが確認できました。
これを武器に車庫証明を取得できれば晴れて契約に進むことができます。
まずは警察に相談です。
一般的に駐車場の規定サイズをオーバーしている場合、
警察は車庫証明の書類を出してくれないと言われます。
実際に警察署に行って話を聞いてみると、
「実用上問題なく、駐車場管理者(我が家の場合はマンションの管理組合)が
OKすれば書類は出す」
と、意外にも柔軟な回答をもらいました。
実際に警察官が来てちゃんと駐車できているかチェックはするものの、
あくまで駐車の可否はマンション管理者の意向による、とのことです。
であれば後はもう話をねじこむだけです。
パレットにきちんと収まっている写真を添えて、
理事長宛に問題ないから許可を求めました。
詳細は伏せますがあらゆる根回しを済ませておいたので、
許可はあっさり出ました。
あとは具体的にどの店で買うか?というお楽しみタイムの始まりです。
最後の最後まで候補に残った車種は他にもマツダ・プレマシー、
スバル・クロスオーバー7がありましたが、最有力はピカソでした。
ただしシトロエンといえばクセのあるクルマなので、
購入する店と車両の状態はきちんと精査した上で決める必要があります。
ディーラーの認定中古車が安心できるのですが、
探しているタイミングではなかなかいい物件が見当たりませんでした。
そこで近隣のフランス車に関するノウハウを有する中古車店を
いくつかピックアップして回ることにしました。
とはいえ娘さんを連れてのディーラー巡りですから、
それほどたくさん見て回ることはできません。
手始めに公園で遊んだ帰り道にあるとあるお店に立ち寄りました。
まずは中古車というのはどの程度の品質なのか?
その第一歩として軽く話を聞くつもりだったのですが…
冗談のような人の縁と、ちょうどこちらが求めているカラー
であったこともあり、ほぼ即決に近い形で決めてしまいました。
この辺は話せば長くなるのでまたの機会に。
そんなわけで、本当なら3ヶ月ぐらいかけてゆっくり物件を
探すつもりだったのが、一週間後に契約書にハンコを押す形で、
我が家にピカソさんがやってくることになったのでした。
普段は少額の買い物でも慎重に調査と吟味をする性格なのですが、
まさか200万の買い物を即決することになるとは思いもしませんでした。
実際に乗ってみて思うことはいろいろありますが、
とりあえず「立体駐車場に入る」という絶対条件をクリアするための
クルマえらびの顛末は、ひとまずこれでおしまい。